久しぶりにFCRのセッティングをいじってみました。今回はフロートチャンパーの油面の高さです。
因みに今カタナに付けている39Φの方です。35Φの方はまだオーバーホール中。交換部品のO-リングはバイク用品店には在庫は無く、どうせ取り寄せなら、とネットショップで注文したのですが、現在品切れにつき発送は7月初旬の見込みとのことなのです。
今まで油面の高さについてはあまり気にしていませんでした。基準の高さで4つのフローの高さが整っていれば良いんだろう、という程度の認識でいました。FCRのマニュアルに書かれてあるセッティング手順にも油面高さの調整については触れられていなかったこともあります。(基準の油面高さ範囲についてのみ)
現在のFCRのセッティングはほぼほぼ不満のないところに落ち着いているのですが、
もう少し低回転というかアクセルの開度が少ないところ(1/8~1/4くらい)の力強さが欲しいな、と思うことがありまます。この辺りが待ち乗りやツーリングでは一番使うところなので。
それで一つ大きい番手のスロージェットを試してみたりもしましたが、力強さが出たものの、パワーフィーリングが気に入らなくて(ちょつと燃料が濃過ぎるような感じ)、元に戻していました。
他に何か手は無いか?と考えているうちに、油面の高さ調整に思い至りました。
そんな訳で試してみることにしました。
現在は油面高さを標準の9mmにしています。これを8mmにしてみました。(キャブレターを逆さまにした状態でのフロートの高さを測っているので、数値が小さい方が油面は高くなります)
フロートの高さはこのフロート・リップ部(金属部分)を曲げて調整せよ、との事ですが、随分原始的な構造だなあと感じます。何度も調整しているうちに折れてしまいそうにも思いますが、そんなに頻繁に変更するところではないし、調整の曲げも僅かなので、実際上問題は無いのでしょう。
作業的にはこれだけなので、ササッと終わらす積りでしたが、ついでにここも見ておこう、あれもやっておこうと作業がかさみ、毎度の事ながら今回も随分な時間を費やしてしまいました。
そのため試し乗りの時間(出来れば短いツーリングに出かけたかったのですが)が無くなり、近所を少し走っただけですが、大分エンジンのフィーリングは変わりました。
信号待ちとかの停車状態からクラッチをつなげて発進するときのトルク感が大分増したように感じました。もっと長い距離を走ってみないと良し悪しは判断しきれませんが、大排気量車らしいフィーリングが戻ってきた感じで良い感じだと思います。
(スロージェットやメインジェット、ニードル等は変更していません)
油面の高さだけでこうも変わるとは意外でした。キャブレター弄りは面白いです。