HDP10Aはとてもコンパクトで、チャックも10mmまで対応しているのですが、回転数が速過ぎます。
一番遅くしても3200rpmで、ギュィーンと凄い音をさせて回転しています。
ミニ・ボール盤なので仕方無いのかもしれませんが、同じ不満を持っている人はいるようで、プーリーを追加して回転を落としている人のブログなんかもありました。
で、自分も改造してみることにしました。
改造の方針としては、見た目はノーマルのままでカバーに穴を開けるとかはしたくない。また使い勝手に影響も及ぼすようなのもNG。
カバーを外して眺めてみると、ドリルをまわす方のプーリーはスペース的にもっと大きなサイズをつけられそうです。
あちこち探してみると65mmのプーリーと16mmのプーリーがありました。
駆動側にφ16mmをつければより小さく、ドリル側にはφ65mmをつければより大きなプーリーとなり、ギア比がより大きくなってドリルの回転は計算上半分位に落ちるはずです。
ただし、買ってきたプーリーの軸穴は両方ともφ5mm。
ボール盤のプーリーはモーター側がφ6mm、ドリル側がΦ10mm。なのでプーリーの軸穴をドリルで拡大します。
(※上記の写真のプーリーは実は穴の拡大加工済みです)
加工したプーリーを取り付けます。プーリーのサイズが変わるので、ベルトも替えねばなりません。
東急ハンズで手ごろなゴムリングを見つけましたので、これを使うことにしました。
プーリーはギア歯があるわけではないので多分これでも使えると踏んでのことです。
組んでみるとうまくできました。(ただ、プーリーはギリギリまで低く取り付けないとカバーと干渉してしまうので注意が必要です)
ゴムリングはφ70かφ80が良さそうです。
ドリルの回転も計算通りかなり低くなり、使いやすくなりました。理想を言えばもっと回転を落としたいところですが、そのためにはプーリーの追加が必要で、ちょっと大掛かりな改造になりそうなので次の機会とします。
まずは満足のいく改造となりました。
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