あるときヤフオクを眺めていたらボロボロのPEAK1ストーブを見つけました。
タンクは緑色のペンキで塗りたくられ汚れも付着し、かなり状態は悪そうでジャンク品として出品されていました。
でも良くみるとゴトクは端の部分が波型になっていることに気が付きました。
PEAK1ストーブは、元々は火力調整の専用レバーを持つ2レバータイプから燃料バルブと火力調整を兼用した1レバータイプへ段々と簡略化されて今に至っています。
多分、コストダウンのためなんでしょう。
でも、昔の2レバーの方が火力調整はやり易いです。何よりもギリギリまで火力を絞ったとろ火にまで調整が出来ます。現行モデルはそんなに弱火に出来ないんじゃないかな。
出物は2レバーの中でも一番最初のMODEL400のようです。ゴトクの端が波型に加工されているのが特徴なのです。
普通ならここまで状態の悪いものに手は出さないものなのですが、希少な初期型のモデルであるし、それに何とか自力で整備はできるだろうと思い入札しました。
安値からのスタートでしたが、さすがに他に入札してくる人はなく、あっさり開始価格で落札できました。
やってきたストーブはやはり酷い状態でした。バルブのツマミは無くなっているし、タンクのペンキが無残です。
PEAK1の初期モデルはコールマンにしては珍しく茶色のタンクです。コールマンのイメージとしては緑のタンクなので、それに近づけようとしたのかもしれません。
それでもバーナー部分は掃除したら結構きれいになったし、ジェネレータやバルブも使えそう。試しにポンピングしてみたらちゃんと加圧する。
※だいぶきれいになりました
これは案外このままでも使えるんじゃないか?とガソリンを入れて点火してみたらちゃんと火がつき火力調整も問題なし。コールマンのストーブはタフだな~と感心しました。
ただ、タンクは何とかしなければなりません。ペンキを剥がして再塗装はしたいところです。
そしてまた暫く経ったある日、またヤフオクをみていたら今度はPEAK1ストーブのタンクが出品されていました。しかも初期型の新品のようです。
なんという偶然!タンク単体で出品されていること自体珍しいです。
即入札し、ラッキーなことに今回も競合することなく開始価格で落札。
届いたタンクに早速ジャンク品から部品を移し(いわゆるニコイチです..笑)、無くなっていたレバーのツマミは“プラリペア"で再生。
きれいなストーブが出来上がりました。
程度の良い初期型のPEAK1は6千円から8千円くらいはするんじゃないかな?と思いますが、格安で入手することができました。