自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

キャブレターの同調

先日の日曜にキャブレターの同調をとってみました。

FCRをイレブン・カタナに組む前に目でスロットルバルブの開き具合が均一になるよう調整はしていましたが微妙なバラつきは残っているだろうし,改めてゲージで確認、調整をすることにしました。

用意したのは手製のゲージとインマニの負圧取出し孔に付けるニップルとガソリン供給用のオイル注し。

ゲージは以前に750カタナでまだノーマルキャブのときに同調をとったときに使ったもの。

http://sword749.hatenablog.com/entry/2013/04/02/自作の道具~キャブレターの同調用ゲージ


ニップルは,ガソリンコックの負圧ホースをつなげるために一つ装着済みですので,あと三つ必要です。
以前は確かバイク用品店(NAPS)のFCRのパーツコーナーに置いてあったのですが,買いにいったら見当たらず。ネットで情報を探してみるとどうやらホンダの純正部品が使える模様。ケーヒンからもニップルは販売されているのですが画像や詳細が無いのでちょっと不安。確実なところでホンダの純正部品を注文しました。

因みに、このニップルの情報が書かれていたサイトは↓です。

http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-1191.html

ここはFCRについても詳しく書かれていて、とても参考になります。


届いたものがこれ。

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以前買ったものと見比べても同じもののようです。

f:id:sword749:20130409213331j:plain※下側が以前購入したもの


因みに以前の同調作業のときはこんな樹脂製のものを使いました。
確か水槽用の部品売り場で見つけたのだと思います。ちゃんとしたニップルをどこで入手したらよいか分からなくてこんなものを使ったのだと思います。

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こんなものでよくやったもんだなぁと思いますが熱で溶けたりもせずちゃんと使えました。しかし,やはりちゃんとしたニップルの方が安心だし作業が楽です。


作業自体は難しいものではありません。

ガソリンタンクを下ろして,まずは各シリンダーのインマニにニップルを取り付けます。2番と3番はちょっと作業しにくくて面倒です。

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そこに手製のゲージのホースを接続してエンジン始動。

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1番シリンダーからはじめますが,ゲージの針が激しく振れるのでゲージ直下のコックを少し絞って針の振れ幅を抑えます。

それからはホース連結部のコックを切り換えて各シリンダーの負圧を順にみていきます。

予想に反してそんなにズレはありません。何度か確認しましたが,少しだけ負圧が低いのが1気筒あるだけ。
調整用のスクリューを1/4くらい緩めてみたところちょうど良い値になりました。
準備の手間に比べるとあっけなく終わってしまいました。

調整は外側の7mmのナットを緩めて内側のスクリューで調整します。締めこむとスロットルバルブは閉じ,緩めると開きます。

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因みに,後片付けをして試乗してみましたが,走りのフィーリングの変化は判らなかったです。
大したズレが無かったのでまぁ当然かもしれません。