自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

FCRの加速ポンプを調整

この前の週末は、シガーソケットの取り付けのついでに、以前から気になっていたFCRの加速ポンプの調整をしました。

加速ポンプの役割は、口径の大きなキャブレターを付けて流速が低いときに、アクセルを急に開けると燃料がついて来なくて一瞬失速するのを防ぐため。

FCRはアクセルをひねると強制的に加速ポンプのノズルからガソリンがピューと一定量噴出されます。
アクセルを捻ったときは必ず加速ポンプでガソリンが噴出されているわけです。

エアフィルターを外してキャブの中を覗きながらアクセルを開くとノズルから霧吹きみたいにガソリンが吐出されるのが見えます。

 

※この点、TMRは優れているようで、アクセルをジワッと開けたときは加速ポンプが働かないようになっているらしいし、セッティングも細かく出来るらしいです。

f:id:sword749:20130615114010j:plain※加速ポンプを分解した図

 

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※アクセルを開けるとピンが押し出されてきて、ダイアフラムを押し下げてチャンバーのガソリンが噴出されます

 

しかし私のカタナに付けているFCRは口径が35mmとそれほど大きいものではありません。39mmとか大きいものと比べると流速は十分あるはず。それにレースとかやるわけではないので、ガバッとアクセルを開けることは殆どない。

そう考えると、加速ポンプの吐出量はもっと少なくても良いはず。
普通に加速しようとアクセルを開いたときでも燃料を吐出しているのはなんか勿体無いような...

 

加速ポンプについてはいろいろ考えている人が多いようで、ネットで検索してみるといろいろな工夫が見られました。

いくつかのやり方を見つけましたが、基本的な考えは吐出量を減らすため、加速ポンプのダイヤフラムの動きを抑制するというもの。

 

f:id:sword749:20130615113851j:plain※右の黒いのがダイアフラム


とりあえず、お試しということで、アルミパイプを短くカットしたものをダイアフラムの下に置いてみることにします。
これでポンプのストロークが抑えられてガソリンの吐出量が減るはず。

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f:id:sword749:20130615121527j:plain※スプリングの内側にカットしたアルミパイプを置いてあります

 

因みにパイプカッターはダイソーで買ったもの。100円ではなく315円だったとは思いますが、安価な道具でも十分役に立っています。


エアフィルターを外した状態で試してみたところ、加速ポンプのノズルから噴出されるガソリンは減っているような....

実走行でどのような具合となるか、また燃費がどう変わるか(良くなって欲しい)楽しみです。