カタナのヘッドライトはあまり明るくはないです。照らす範囲も狭いような気がします。
以前,ずいぶん前ですが、750カタナ(ノーマルヘッドライト)で真夜中の東北道を走ったときはずいぶん走りにくく感じました。
高速道路って基本は照明無しで、走行中はヘッドライトが頼りなんです。
そこで、手軽に、リーズナブルに明るさ向上として、マルチリフレクターのレンズに交換しました。
単純にレンズを交換するだけで、加工や改造は必要無しで、完全にボルトオンで取り付けることが出来ます。
マルチリフレクター・レンズとは?
ノーマルもヘッドライトのレンズはカットレンズといわれているもので,ランプ内部の反射鏡に加えレンズのカット(縞模様)で光の照射範囲を調整しているそうです。
それに対し,マルチリフレクターは反射鏡の形状を改善してレンズカットを省いているので明るさがアップするという理屈だそうです。
実はこれも750カタナで使っていたもの。その効果(明るさの向上)は十分に満足できるものです。
因みに、カタナのヘッドランプは自動車用のヘッドランプが流用できます(GPZ900Rニンジャなども同じらしい)
カタナ用のアフターパーツとして販売されているものより、自動車用のモノの方が安く入手できたりします。
自分は、やはりネットオークションで入手。
四輪用パーツのカテゴリーの出品物で,片側のみであったためか3千円位で入手することができました。
※RAYBRIGのもので、180SX、セリカ、RX-7、スープラ70等に適合。
ただし,ポジションランプの取り付け孔はありません。(私のカタナは国内仕様でどのみちポジションランプは廃止されている)
なお、これを付けた750カタナは車検も無事パスしています。
いざ取り付け作業
なんとなく今まで装着を先延ばししていましたが、梅雨の合間の中途半端な時間を使って装着することにしました。
まずはカウルを外さねばなりません。カウルを留めているネジを外します。
しかし、そのネジが2本ほど見当たりません....
以前カウルを外したときはちゃんとネジはありましたし留めています。
どうやらエンジンの振動で脱落したみたいです。orz
作業は一旦中断して近くのホームセンターにネジを買いに行きます。
ネジ自体は特殊なものではないのですが、こういう予定外の事態が発生して、1時間で終わるはずが2時間、3時間となり、気が付いたらいい時間になってしまった、というのが最近多いです....
ホームセンターから戻り作業再開です。
改めてカウルを外し、ヘッドライトユニットを外します。
さらにフレーム部分を外してレンズを外します。
ノーマルとマルチリフレクターを比べるとこんな感じです。
マルチリフレクターでは中のバルブもくっきりと見えて、いかにも明るそうです。
あとは逆の手順で組み込んでいきます。
この段階になって気が付いたのですが、カタナのヘッドランプユニットは左右のネジと下側のネジの計3本で固定されていますが、下側のネジが無くなっていました。
これも振動で脱落したのか、それとも元々無かったのか...
ちょっとエンジンの振動対策も考えねばなりません。
光軸は大体の感覚で適当に調整しておきます。どうせサスペンションをいじったりすると光軸はずれてしまうので。
なかなか精悍な面構えとなりました。
夜走るのが楽しみです。