さて、FCRのMJの交換作業と共に、もう一つの作業をやりました。
加速ポンプの調整です。
先日施してみた加速ポンプの調整ですが、あれはダイヤフラムの動き(ストローク)を途中で止めて、それ以上アクセルを開けてもガソリンが吐出されない、というものでした。
でも考えてみると、これではダイヤフラムが止められるまでのガソリンの吐出量は変わらないはず。街乗りではアクセルを開くのは~1/4くらいまでが大半なので、加速ポンプの効きは実際のところ変わっていないのではないか?...
理想としては、今までと同じアクセル開度の範囲で加速ポンプが効くけど、吐出されるガソリンは少なくする、としたい。
つまり“ピュー”と噴射されていたガソリンが“チョロチョロ”と吐出されれば良い訳です。
何か良い方法はないだろうか?...
いろいろ考えた末、ふと思いつきました。
加速ポンプで吐出される燃料は、加速ポンプのチャンバーに溜まっているガソリンをダイアフラムが押し出して送り出して行くわけです。
ならば、チャンバーの容積を減らして溜まるガソリンの量を減らせば良いのではないか?
つまり、水洗トイレの水タンクにレンガとかを入れて、流れる水の量を減らすという理屈と同じ。
思いついたからには試してみないと気が済まない。
早速適当なアルミパイプ(Φ12と14)を2mm位の長さに切って、チャンバーの中に入れてみます。
※スプリングの周りと中をアルミのパイプを短く輪切りにしたもので埋めています
この状態で組み上げてバイクに装着。
ガソリンをキャブに流して、アクセルを捻ってみます。
若干加速ポンプのノズルから吐出される勢いが減ったようです。
また、ゆっくりアクセルを捻ると加速ポンプからガソリンが吐出されません。
クイッと捻ればちゃんとノズルから噴射されます。
これは、自分の理想としてた動きなのですが、何でこうなる???
ちょっと理由が分かりません。
でも走ってみたところ問題はなさそうです。今までと同じように走ってくれます。
しかし、言い換えると今回施した細工の効果が感じられない、ともいえます....
ともかく、当面はこれで走ってみます。
暫く走っているうちにフィーリングだとか、燃費だとかで効果が実感できるのかも知れません。