自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2013 北海道ツーリングの日記~1日目

8月3日(土曜日)

新潟へ

予定通り3時半に起床。3時間ちょっとの睡眠だけど案外よく眠れたようで頭もスッキリした感じです。

辺りはまだ真っ暗だけど,雨は降っていないので一安心。

簡単な食事をして手早く準備を整えます。
昨夜のうちに荷物は全て準備したはずなのだけど,まだ何か忘れ物をしているような気がしてならない。

真っ暗な中,バイクに残りの荷物を運んでゴムロープでくくりつけます。
あまり物音を立てないように気を付けていると,なんだか泥棒になった気分です。

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ETCカードを装着して準備完了! さぁ出発!と思った途端にスペアキーを家の中に置きっ放しだったことに気が付いて取りに戻る。あと忘れ物は無いだろうか?

 まだ夜明け前なので,隣近所に配慮してエンジンは掛けずに少し開けた場所までバイクを押していきます。

エンジンを掛けて暖気運転を始めると,辺りはうっすらと明るくなり始めてきました。

予定より30分近く遅れて出発。やっぱり出発には時間がかかります。

まだ薄暗い早朝に走り始めるのは清々しい気分で、旅の始まりにぴったりです。

しばらく走ったところで“ビデオカメラを装着しておくんだった”と思いました。自宅から高速道路までの走行を撮っておけば良かったな~。

圏央道に上がって関越道に入り,高坂SAで最初の休憩。

出発してから1時間が過ぎているので、丁度良い頃合いです。少しハンドルに振動が出ていて、右手も痺れてきていました。

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荷物の重さで後ろ下がり気味となっていたので,リアサスペンションのプリロードを上げて,缶コーヒーを飲んで出発。

しかし,ここから次第にクルマが増えて混雑してきました。
まだ早朝なのだけどずいぶん混んでいる。ETCが本格普及してからこんな風になったような気がします。やはりみんなETCの早朝割引が狙いなのかな?

それにしても全車線が70~80km/hくらいのペースで一定してしまっているのはちょっとツライ。
よく見ると追い越し車線を走行車線と同じスピードで走っているクルマがチラホラ。
こういうのがいるおかげでクルマの流れが停滞して混雑しているようです。

それでも上越道と分岐する藤岡ジャンクションを過ぎた辺りからグッと空いてきました。
するとみなさん飛ばすこと。セダンもワゴンも1ボックスも追い越し車線をカッとんで行きます。やはりみんなイライラしていたのでしょう。

予定より遅れ気味なので,SAの休憩を一つ飛ばして走り続けることにします。

この辺りまでは燃料も持つはず。しかし,目的のSAの手前20kmくらいでエンジンがボコボコいいはじめて、ガス欠になってしまいました。
すかさずガソリンコックを“RES”に切り換えます。

川口SAに入り、朝食と給油です。

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空も青空が広がってきて、暑いくらいです。

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※SAからはこんな景色が広がります


ここまでくると新潟からフェリーに乗ると見られるバイクも見かけるようになってきました。

給油してみると、17.23L。265km走行なので、燃費は15.38km/L。混雑していた区間での加減速が多かったからか?ともかくあまり良くない期待外れな数値です。

新潟まであと少しですが、関越トンネルを過ぎると空は曇天。
そして新潟に近づくにつれ雲は厚くなってきて,とうとう黒崎PAの手前で大きな雨粒が降ってきました。
前を走っていたバイクはたまらずPAに。自分も迷いましたが,雨雲はそう大きくないのでそのまま走り続けます。そうすると5分も経たないうちに雨は止みました。

ただ,高速を降りたあとも弱い雨が降ったり止んだりと天気はあまり良くはありません。

新潟港手前のセブン・イレブンで缶ビール類を3本ほど買ってからフェリーターミナルに向かいました。

 

フェリーでの時間

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乗船手続きはずいぶんと簡略化されていました。既に支払いは済んでいるので,窓口で予約番号を告げるだけで手続きは終了。便利になったものです。

乗船してホッと一息。毎度の事ながらフェリーに乗船すると気持ちが本格的なバカンスモードに切り替わります。

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f:id:sword749:20130803111446j:plain※相変わらず船内はきれいです

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やがて定刻通り10時30分にフェリーは新潟港を出航しました。

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※フェリーの作業員の方や近所の方が手を振って見送ってくれます。こういうのってなんか嬉しい。

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※カモメも見送って?くれます


後は明日の小樽到着まで海を眺めて日光浴でもしながらのんびり過ごすだけです。

しかし、今年は天候が今一つ。

一時的に晴天にはなりましたが、ずっと曇天。しばらくすると風も強くなり、両舷のデッキへは立ち入り禁止となってしまいました。

f:id:sword749:20130803130032j:plain※こんな青空もありましたが...


さらに、船の中で読む本を忘れたことに気が付きました。
いつも甲板でビールを飲みながら片岡義男の古い文庫本を読み返すのが楽しみなのです。
家を出発するときに何か忘れているような気がしたのはこれでした。

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うーん、この後の時間をどうしよう? 天気が良くないのでなおさらです。

でも、iPhoneで音楽を聴いたり(イヤフォンは忘れなかった)、船内の映画館で映画を見たり、風呂に入ったり、時間をもてあますことはありませんでした。

 

映画は懐かしい「フリー・ウィリー 」と「天国の本屋」(こっちは途中で退席)。

風呂は2回も入りました(笑)。 船の揺れに合わせて湯船のお湯が行ったり来たり、窓からは海がみえたり、フェリーで入る風呂は雰囲気があって好きなんです。

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※ちょっとだらしないですが、とことんリラックスして過ごしました。
 あ、窓に足は付けていないです (^^;


残念ながら夕方になっても天気は回復せず、夕日も見ることは出来ませんでしたが、十分楽しく時間を過ごすことができました。

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※夕方にはビアガーデンではジンギスカンを楽しむ人達が

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後はレストランで夕食です。カフェテリア方式で好きな料理を選ぶことができます。

選んだのは、若鳥の照焼、ホッキサラダ、ポテトサラダ、肉じゃが、豚汁、ご飯と盛りだくさん。
隣のテーブルでは柔道か相撲でもやってそうなガタイの良い人たちが食事をしていましたが、私の方が量が多い。(笑)。
どういうわけかフェリーでは腹が減るのです。


たらふく食べた後は、もう一度風呂に入って、明日からのキャンプツーリングに備えて眠りにつきました。

とことんのんびりできた1日でした。