自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2013 北海道ツーリングの日記~3日目(知床へ)

北海道の二日目。

朝5時くらいに目が覚めました。もう日が昇っていて,明るさで自然と目が覚めます。まずまず熟睡できたようです。
キャンプ場の朝は空気が爽やかで気持ちが良い。天気も上々。

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コーヒー入れてパンで簡単な朝食を済ませて,なんだかんだでキャンプ場を出たのは8時頃。スケジュールを考えると先は急がなければいけないけれど,せっかくのバイク旅でせかせかするのはつまらない。

(そういうわけで,この後のキャンプ地でもコンビニでの休憩でも観光でも割とのんびり気の向くまま。その都度時間は少しづつ押していったけど,まぁそれで良かったんじゃないでしょうか。)

昨日はかなりタフな走りだったので,少しだるさが残っています。もうツーリングは十分,という気持ちにさえなっている。小樽港を出発したのが数日前のことのようにさえ感じる。

出発して30分もしないうちに名寄市街。ここで給油。14.65L入って燃費は15.76km/L。うーん,あまり燃費が良くない。確かに昨日はそれなりのスピードで走ったけど、1100の燃費はこんなものなのだろうか?
(因みに750カタナでは最高で23km/Lくらい走った)

因みに名寄といえば向日葵畑。案内の看板が目に入ったので,酔っていくことにします。しかし,広大な畑はあるものの,黄色い向日葵の畑はあまり目に付かない。どうやら時期的に少し早いようで,まだ開花していないものが殆どだった。 あと1週間から10日くらいしたら壮観な風景なのだろう。

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R239をオホーツク海側に向かって走る。疲れのせいか走りも気合が入らない。トラックも多くてちょっと走りづらい。今日は月曜日で世の中はみな働いているのだ,と妙に納得。

興部の道の駅で休憩。
ちょうど出発しようとしていたライダー達も気だるそうで元気が無い。
もしかして彼らも昨日小樽に上陸した組だろうか?
それにしても今日は暑い。30℃くらいはあるのではないか?ソフトクリームを食べているとがどんどん溶けていきます。
 
ここからはまた海沿いの道を走ります。やっぱり海を見ながら走るのは気持ちが良い。
サロマ湖の道の駅で休憩し,昼食を食べようとしたらレストランが休みだった。
世の中,やはり今日は“普通の日"で飲食店は休みのところも多いのでしょう。

昼飯をどうするか協議した結果,網走まで頑張って走って「ホワイトハウス」で食べよう,ということになった。
以前からボリューム満点との評判は聞いていて、一度行ってみたい店でした。

万全を期してホワイトハウスの営業日と営業時間をチェックしてから,網走を目指して走り出します。

途中でやたらと海がきれいな海岸があったので,バイクを止めて海岸に降りてみた。確かにとてもきれいであったが,むさ苦しいバイク乗りのオッサン二人ではあまりにも場違いであることに気付き,そそくさと出発した。

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オホーツク海がこんなエメラルドグリーンとは...


それ以外、網走までの走りはあまり印象に残っていない。
昨日の景色が良い素晴らしい道に比べると,今日走っている道はどうしても見劣りしてしまう。結構途中に市街地が多くてなんとなくつまらないのです。(関東に比べれば凄く走り易い道なんですが)
それゆえ淡々と距離をこなすような走りとなっていたようです。
(それでもS氏は相変わらず前を走るクルマを抜きまくっていた)

ようやく網走に到着。

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時刻は既に2時。北海道、それも道東とは思えぬほど暑い。

駅傍のコンビニで休憩しながらホワイトハウスの場所を探し(こういうときはスマートフォンって便利だと思う)、ようやく店に到着です。

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ステーキやフライ等がメインのお店のようですが、なぜか「ビーフステーキとコンビ丼(イクラ・蒸ウニ)」(1,150円)というものがあり、二人とも迷わずこれを選びました。

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1150円とは思えぬボリュームで、味も満足できるものでした。
これで稚内の昼食の不満を取り返せた、と我々は思いました。

こんな店が自宅の近所にあれば、と思いました。でも関東だと凄い行列になって気軽に食べに行けないでしょうね。

ようやく、今日初めてのまともな食事を済ませ、知床のウトロを目指します。

途中の斜里のホクレンで給油したけど,残念ながらフラッグは取り扱っていないとのこと。燃費は17.65km/L。かなりおとなしく?走ったけど、18kmを超えることは出来なのか?

(フラッグは道央、道南、道北、道東のエリアで色やデザインが異なり、4つ揃えようとしていた。もっとも実は斜里は稚内と同じエリアに入っていたので、仮にフラッグを扱っていたとしてもがっかりしたと思います)

ガソリンスタンドを出て直ぐにR334に入ります。

ここからの道は景色が良い。海沿いに出るまでは富良野にも似た田園風景が広がり,海沿いに出るときれいな海が左手に広がり,道路も広くなって気持ちよく走れます。
世界遺産だと思う意識のせいか、なんとなく景色の迫力が他とは違うような気がします。山の木々の緑の濃さが違うと言うか、濃密というか。

ウトロの手前の「オシンコシンの滝」に着いたのは5時少し前。
本当は、もっと早く知床について、観光に繰り出すつもりだったのですが、まぁ仕方無いと思います。

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休憩がてら滝を眺めて知床らしさを味わいます。さすがに知床。観光客がいっぱいです。

まだ十分に明るかったけど、先にキャンプ場に入ってテントを張ってしまうことにします。

キャンプ場は「知床国設野営場」。(ウトロには「知床自然村」というキャンプ場もあったのだけど、今は休業中)

テントを張っているとシカの親子が悠然とテントサイトに入って来ました。どうやら夕方はいつもここの芝草を食べに来ているようです。

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人を全く警戒しないところを見ると、いたずらしたりいじめたりするような輩がいないんでしょうね。

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※子ジカも完全にリラックスしています

周りの人はいきなり現れたシカに驚きつつもシカを驚かせないように写真を撮ったり遠巻きに眺めています。
一方で、シカが直ぐ傍に来ても全然気にしていないキャンパーもいます。もう慣れて珍しく思わないんでしょうけど、面白い構図です。

テントの設営が終わったら、買出しを兼ねてバイクで出掛けます。
丁度夕日が沈む頃で、あちこちで観光客が海を眺めていました。

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※少し高台からみたウトロの街です。

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※向こう側は羅臼(太平洋側)です。尾根の向こう側は雲が出ているようで、天気が心配です


テントに戻ってキャンプ場隣の旅館で風呂に入り、晩御飯にします。
しかし、昼食が遅くボリュームもあったのでちっとも腹が減っていない。
キャンプでの料理も楽しみの一つでしたが、インスタントスープやウインナーを焼いて食べたくらいで済ませ、今日は早めに寝ることにしました。

このキャンプ場は近くにホテルや旅館が建っていて観光客も沢山来ていて、また漁港やその周りの土産物屋街に近いせいか、静かなんだけどなんか賑やかな雰囲気を感じるような落ち着くところでした。