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自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と機械いじりの日記です

2013 北海道ツーリングの日記~4日目

【アウトドア】キャンプツーリング 2013年北海道ツーリング

カラスの鳴き声とテントのシートを通して差し込む朝の光で目が覚めます。

枕元に転がしてある腕時計で時刻を確認すると5時過ぎ。シュラフから這い出してテントの外に出ます。天気はまずまず。気持ちの良い朝です。

普段の生活では朝寝坊な暮らしなのですが、ツーリングでは早起きになっています。

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※朝のキャンプ場は気持ちがいい!

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※キャンプ場には漁港が見渡される展望台があります。


S氏はまだ起きだしてくる気配も無いので、ちょっと散歩に出掛けることにします。
近くのコインランドリーに洗濯物を放り込んで漁港の方に行ってみる。
昼間は観光客で賑わっている土産物屋が連なっている一角も人通りはほとんど無く静かです。

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※キャンプ場の周辺はこんな感じ。

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今日は知床五湖に行って、その後は知床峠を越えて羅臼を経由して釧路を目指す予定。ただどうも太平洋側の天気が崩れて来ているらしいのが気掛かりです。

今日ものんびりしてしまい、テントを撤収して出発したのは8時半。
ツーリングも4日目で、バイクにまたがりエンジンを掛けて走り出すのがすっかり当たり前の事に感じられるようになっています。

まずは港の食堂で腹ごしらえすることにし、「ウトロ漁協婦人部食堂」へ向かいます。

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私は焼き魚定食(ホッケ)、S氏は鮭の「親子丼定食」。
ホッケも旨かったけど、鮭の親子丼は、鮭の塩焼きをほぐしたものとイクラが丼のご飯の上にのせられているものでとても美味しそう。(実際S氏は大満足していた)

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知床五湖

お腹も落ち着いたので知床五湖に向かいます。今日も快晴で、既にずいぶん暑くなっています。

知床らしいきれいな景色を眺めながら知床五湖に向かう道を走ります。

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駐車場は既に一杯で入場待ちのクルマが道に並んでいたが、バイク用の駐車場は空きがありすぐに入ることができました。

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早速、湖の見物に行きたいところですが、地上遊歩道を歩いて湖を散策するにはレクチャー(有料:250円)を受けねばならないとのこと。
(高架木道はレクチャー無しで散策が可能。ただし一湖しか見ることが出来ません。)

レクチャーは大半がビデオによるもので、“植物の保護のためコースを外れずルールを守りましょう”という牧歌的なものと、食べ物や飲み物の持ち込み制限について。
そして残りの大半が羆に関するもの。

まずは映像で羆の習性や身体能力の高さ、凶暴さの説明から始まりました。テントをバリバリと破壊する様も映し出されます。

そして“ヒグマに出会わないための注意事項”から始まり、
”ヒグマを見かけたら”、”ヒグマと出会ったら”、“ヒグマが突進してきたら”(威嚇のため直ぐ止まることが多いらしい)、“ヒグマに襲われたら”、とどんどん恐ろしいものとなっていきます。

特に最後のケースは “こうすれば大丈夫です!” ではなく、“運が良ければ助かるかも” というもの。つまり羆対策は“羆と出会わない”ことが肝。

ビデオが終わったとき,観光客でいっぱいのレクチャールームは重苦しい空気となっていました。

しかも散策コースは一湖と二湖のみを巡るコースと、全ての湖を巡るコースに分けられていて、どちらかを選ばなければならない。途中で変更することは不可。

少々ビビリながらも五湖全てを回るコースを選びました。五湖->四湖->三湖->二湖->一湖の順に回ります。

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途中(確か三湖)、少年が“湖の向こう岸で何かが動いている”と言い出しました。
普通ならスルーするところですが、先ほどのビデオの効果はてき面なようで、“どこ?どの辺?”と周りの大人も真剣です。

双眼鏡を取り出す人、望遠レンズを付けた一眼レフカメラで調べる人。
結局、羆ではなく鳥だということで落ち着きました。

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※美しさは一番だった一湖

知床五湖は景色の綺麗さというより、知床の自然が感じられるのが一番の魅力なのかも知れません。ここなら何時クマと出くわしてもおかしくない、と思わせるだけの雰囲気が凄かったです。

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高架木道からの景色も素晴らしいです

無事フィールドハウスに戻ったらお土産を漁りです。いつの間にかテンションが上がっていた我々は、修学旅行生みたいにお土産を物色しました。

私はコケモモのフルーツソースとマグネットを購入。

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知床五湖を満喫した我々は知床峠に向かいました。
高速コーナーが続く気持ちの良い道を登っていきます。道は走り易いし天気も良くて最高の気分。
しかしいつの間にかガスが出始め、峠に着くころには小雨+濃霧という状態になっていました。

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羅臼側の天気はどうなのか?羅臼側から上がってくるライダーに向こうの天気を聞こうとしたがだれも来ない。
ようやく駐車場に入ってきたクルマをつかまえ、羅臼の天気を訊いたら「雨です」とのこと。
やはり太平洋側は天気が悪いようです。

 

「神の子池」へ

釧路も天気は悪いのは間違いなさそう。わざわざ雨の中を走ってもつまらないだけなので、晴れていそうな弟子屈方面に行ってみることにする。

「神の子池」にいってキャンプは「和琴湖畔キャンプ場」に張ることにしました。

既に昼の1時を過ぎているので、先を急ぎます。
走ってきた道を引き返すのはつまらないけど仕方が無い。景色の良い国道334を走り斜里まで戻ります。

天気が良くて海も山もきれいで気持ちの良い道なのに、あまり感動しなくなってきています。慣れというのは恐ろしい。

斜里からは道道1115に入ります。

この辺に来ると今度は広大な畑が広がっています。とても良い風景だったのでちょっと止まって写真を撮ります。

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そろそろ給油のタイミングが近づいてきました。ツーリングマップルで調べると、この先の札弦というところにホクレンがあるので、
そこで給油することにしました。当然フラッグ収集のためです。

しかしたどり着いたホクレンは小さなGSでハイオクは扱っていないとのこと。
S氏のハーレーはハイオク指定。この先にGSは無いので手前の町まで引き返して給油することにしました。

私のカタナはレギュラーガスなのでここで給油。S氏がやってくるまで私はここで待ちます。

他にお客さんが来なかったこともあり、GSのおじさんはずっと私の話相手をしてくれました。そして「2006年のフラッグが残っているけど良かったら」と2本くれました。こういうのって嬉しいですね。

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さらにおじさんは「さくらの滝」というところがお勧めだと教えてくれました。何でもサクラマスの滝登りが見られるらしい。

やがてS氏が到着。良くしてくれたおじさんに挨拶して出発です。

ちょっと走って「さくらの滝」に到着。
砂利の駐車場にバイクを止めて、さてどんな滝なのか?と川に下りていくとごく平凡な滝が見えてきました。

 

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ややがっかりしたとたん、滝の上を無数の黒い影が飛び交っているのに気が付きました。

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サクラマスが滝を飛び越えようとジャンプしています。TVでしか見たことの無い光景が目の前で展開されており、ちょっとだけ寄るつもりがしばらくの間見入ってしまいました。

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この辺りから天候が怪しくなって来ました。

「神の子池」に着いたときは完全に曇り空となり、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況。

そんな訳で「神の子池」の綺麗さも今一つに感じました。それでも水は相変わらず凄く澄んでいて、ブルーやグリーンに見えるのだから、やはり名に恥じない池だと思います。

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※なぜか池の一部分だけが青い不思議な池

駐車場に戻ると観光バスが入ってきた。こんなところにまで観光バスが来るとは...ちょっと残念。
ダートをバイクで苦労して走って見に行ってこそ有難味があるというのに。

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※池までこんなダートが続きます


駐車場で出発準備しているとFZRのライダーさんが話しかけてきた。
バイクに荷物は積んでおらず、和琴湖畔キャンプ場にテントを張っている、という。
和琴方面の天気を訊いてみると、養老牛の辺りは少し雨が降っているもののキャンプ場は雨は降っていない、とのことで一安心。

もう5時近くなので先を急ぐ。走り始めて数分で小雨が降り始める。カッパを着るか迷いながら走っていたら、
さっきのFZRさんがカッパも着ずに凄い勢いで抜いていった。
雨が降っているのはこの辺りだけらしいのでそのまま走り続ける。
養老牛から道道885に入り、R243に合流する頃には雨は止みました。

 

和琴湖畔キャンプ場

摩周の国道沿いのセイコーマートで夕食の買出し。

店の前で一服していたら、キャンプ道具を満載した2台のバイクが東の方面に走っていった。別海に行くのか標茶に行くのか。
ライダーはこの天気なのにタンクトップとTシャツ姿で、しかも何故か豪快な笑顔でこちらに手を振りながら楽しそうに走っていった。この時間からどこに行くのだろう?

キャンプ場まで後少し。何とか日が暮れて暗くなる前にはテントを張りたい。
クルマのいない夕暮れをひた走り、7時前に「和琴湖畔キャンプ場」に到着。

和琴湖畔キャンプ場は相変わらず落ち着いた雰囲気で気持ちがいい。空模様が良くなくても不思議と平和な感じがするのです。
バイクもテントの近くに止められるのでありがたい。

しかし,ここで大ピンチに見舞われてしまった。

サイドスタンドを掛けてバイクから降りようとしたとき,スタンドがしっかり降りきっていなかったようでズルズルとバイクが左に傾き始めた。

とっさにハンドルを掴んでバイクを支えるも30度くらいは傾いただろうか。しかもリアシートには数十キロの重い荷物が満載。
右足は浮いていて,左足と両腕だけで支えている状況。立ちゴケは時間の問題。

倒れたらカウルのウインカー付け根部分が割れてしまうだろう。そして自分は無様に地面に倒れこみ,隣の家族連れキャンプの小さな子供たちやライダー達の嘲笑や同情の眼差しを一身に受けるに違いない。

一瞬の間にいろんな事が脳裏をよぎると“絶対に倒すわけにはいかない”という気になった。
必死の気合で両腕に力をこめると,奇跡的にバイクが起きてきた。(左腕を少し痛めてしまった)

まさに火事場の馬鹿力、リポビタンDの “ファイトォー,イッパァ~ツ!”はこんな感じなのだろう。


危機一髪を脱してほっとするまもなく,大急ぎでテントの設営を始める。
今日こそはゆっくりまともにゆっくりと食事をしたい。

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今日の晩御飯はカレーライスと豚串と漬物。
ストーブで米を炊きながら別のストーブでお湯を沸かしてレトルトパックを暖める。
ユニフレームのネイチャーストーブを組み立てて炭火を起こして豚串を焼く準備も完了。

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Sはキャンプで米を炊くのは初めてとのことで興味深々に眺めております。

ラジオから流れるAM放送のプロ野球中継も耳に心地よい。

炊き上がったご飯は少し柔らかめだったけど、キャンプの食事は何でも美味しい!

ここのキャンプ場は夜遅くなってもすぐに寝静まるわけではなく,食事や談笑をしている人達が多くて静かながらも賑やかです。
もちろんうるさいと感じるほど騒ぐ輩もいないので,不愉快に感じることはありません。

北海道3日目にしてようやく納得のキャンプ飯を楽しむことが出来ました。