自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

IGコイルの昇圧~AQV-1216Aを付けてみた(その2:取り付け偏)

暫定取り付け

入手したAQV-1216Aのその効果を確認すべく、とりあえず暫定的なかたちで取り付けてみました。

 

配線はこのように繋げます。

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前回つけたリレーハーネスはそのまま残すことにしました。

昇圧ユニットで16Vに昇圧するのだからバッテリーとダイレクトに結ばなくても良いのでは??と考えるところですが、一次電圧が低いと昇圧ユニット(DC-DCコンバーター)での消費電力が増えることになるので、このような施策はあった方が良いようです。

AQV-1216Aの配線の先には端子類は何も付いていないので、まずは端子類をカシメて付けます。

接続自体はあっというまに終るのですが、問題はユニット本体を何処に取り付けるか?です。

出来ればキャブレターの後ろ(エアチャンバーのあった辺り)か、シートの下辺りに置きたいところですが、どうもスペース的に無理。やはりかなり大きいです。

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結局、暫定措置としてエアエレメント・ケースの中に入れることにしました。

私のカタナはキャブレター+パワーフィルターにしているので、元々あったエアエレメント・ケースはエレメントを撤去して物入れとして活用しているのです。

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配線を終え、早速一次電圧と昇圧された二次電圧をチェックしてみると、ちゃんと16Vに昇圧されていました。配線もユニットも異常はなさそうです。

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※こちらは一次電圧

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※こちらは二次電圧。16.08Vに昇圧されています。

ついでにプラグの電極のギャップも広げました。

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※プラグの焼け色は良好。キャブレターのセッティングはなかなか良さそうです。

プラグのスパークが強力になるので、プラグギャップを1.1mmくらいに広げた方がより効果が増すようなのです。(V-UP16の装着レポートで見つけました)

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試乗した感想

エンジンの始動は今までと同じようで、特に変化は感じられませんでした。まぁ、私のカタナは始動性は悪くはないので、当然かもしれません。
暖気がてら軽くエンジンを吹かして見ても、今までとの違いは感じられません。

クラッチをつなげてゆっくりとスタートしますが、トルク感のアップとか、スムーズさの向上とか特に違いは感じず。

少しエンジンを回し気味にして走ってみても、調子は悪くないけど今までとの違いはあまり感じず。少~しだけスムーズになったかな?と思える程度です。

正直言ってちょっとガッカリの結果です。

しかし、“せっかくだから少し散歩に行こう”と5分、10分と走っているうちに、何となくエンジンの回りがスムーズになってきたような気がします。

更に走っていると、明らかに以前よりエンジンが軽く回るようになっているのが判るようになってきました。

何でこのように徐々に変化が現れてきたのか分かりませんが、それなりに効果があるのは間違いないようです。

 

翌週の休日、近場ですがミニ・ツーリングにでかけますした。昇圧ユニットの効果を再確認するためです。

一週間空けて乗ってみると、よりはっきりと効果を実感することが出来ました。

信号待ちからのスタートや低回転域でのスムーズさ/トルク感はリレーハーネスを付けたときと同じような感じですが、4000回転より上の域でもとてもスムーズで滑らかに回るようになったと思います。

高回転まで回したときの振動が減り、それとアクセルのオン/オフのギクシャク感が無くなりとても乗りやすい。

そのため、各ギアの使える範囲が広くなり、特に3速を無意識のうちに多様しするようになりました。(4速か5速で走っているつもり3速だった、という事がよくありました。)

これは十分期待通り、というか、とても満足できる効果です。

こうなると本格的に設置を考えねばなりません。これはこれでちょっと悩ましいですが...