自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

八重山の旅 ~ 第4日目(訓練編)

11月4日

今日は朝から曇りで青空はなし。明け方は雨が降っていたようです。

今日はダイビングをやる日なので、天気の崩れはちょっと残念。

スキューバダイビングは今回の旅のメインイベント。一生に一度はやってみたい、とずっと思っていました。

これ以上天気は悪くなってほしくないところです。


 朝食時も少し緊張していたようで、“美味しかった”という感想は覚えているけれど味の印象はあまりなし。こいうのも久し振りな気がします。

朝食後、ペンションに併設されているダイビングショップでダイビングスーツを選びました。

ここからは全てが初めての体験なので、何をどうしたら良いのか分からず、言われるがまま準備を進めます。

今回のダイビングの参加者は、Tさん夫婦と宿泊客の男性一人、夫婦で参加の20代の若手二人、それに自分の計6人です。

ダイビングスーツを着たままクルマで近くの港に移動し、船で内海にでます。(天気が良ければ外海に出るらしいのですが)

今日は少し波もあるので、船も結構揺れています。
天候も回復するどころか雨が本降りとなってくる始末。

※こういう天候であったこともあり、カメラは持ち込まなかったので写真はありません。
この後で掲載している写真はダイビングのインストラクターの方が取ってくれた写真です。


ポイントについたらダイビング組みの人達は、機材の準備をテキパキと始めます。

黒いダイビングスーツに身を包んだ一団が真剣な眼差しでボンベやらレギュレーターやらを扱っている様は、007とかミッション・イン・ポッシブルに登場する特殊工作員のようだと思いました。
(この時点ではそんな冗談を考える余裕があったのです)

一方自分の方は、停泊した船のユラユラとした揺れで早くも軽い船酔いを起こし始め、先行きに不安を感じる始末。なんとも情けない。

やがて準備が出来たダイビング組みは次々と海の中に入っていきました。

体験ダイビング組みの自分と若夫婦のご主人は、担当のインストラクター(女性の方)と共にシュノーケリングから始めます。時間はおよそ30分の予定。

 が、このシュノーケリングが過酷でした。

波に煽られ、なかなか思うように泳ぐことが出来ない。

しかも波に煽られる度にシュノーケルから海水が入ってきてしまいます。
水抜きしてもすぐに海水が入ってきて大分海水を飲む羽目に。

海底にはサンゴが群生しているのに、その景色を楽しむどころではなく、“この調子だと溺れる!”とさえ思いました。

(シュノーケルに海水が入ってくるのは、サンゴに目を奪われて下を向きすぎていたせいでした。シュノーケルの先端が海面近くにになっていたのです)

顔を前方に向けるようにしてから海水を飲むことも無くなりましたが、相変わらずの波のせいで体力の消耗が激しい。

インストラクターさんから「そろそろ30分経つので船に戻りましょう」といわれたときはホッとしました。

船に上がるともうヘロヘロでへたり込んでしまう始末。若夫婦のご主人も口をきく元気も無い様子。

“体験ダイビングなんてとても無理!”という気持ちでした。

インストラクターさんからは
「お二人ともよく30分も泳ぎましたね!この波なので途中でギブアップするのではと思ったのですが...波があって訓練みたいだったのに」

とのねぎらい?の言葉がかけられたくらいでした。

(確かに“訓練”という言葉がふさわしい様な気がしました。過酷な状況でも“訓練だ!”と思えば案外耐えられるのかもしれません。)

 

暫くするとダイビング組みも船に上がってきました。

全員上がったところで一旦港に戻ります。追加のダイビングのお客さんを乗せるそうです。

新たな参加者は大阪から来た女の子3人と“社長”と呼ばれているオジサンの4人組。

大阪の女の子の会話はほんとに元気ですね。
自分は阪神タイガースを贔屓にしているので、大阪弁は親しみを感じます。
それにしても強いタイガースは何時戻ってくるのでしょうか。2003年は楽しかった。あの時の興奮をまた味わいたいものです。

再びポイントに向かい、いよいよ体験ダイビングです。

機材の使い方、呼吸の仕方、マスクの水抜きの仕方等一通りのレクチャーを入念に受けます。さすがに少し緊張します。

レギュレーターをくわえ、海面に顔をつけて納得の行くまで呼吸の練習をしてから、インストラクターに付き添われていよいよ海の中へ。“耳抜き”をしながらゆっくりと潜っていきます。

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潜ってみると、初めて潜った海の中は実に楽しかったです。意外と全然怖さは感じず、あっけないくらいスムーズに潜れました。

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自分勝手に泳ぎまわることは出来なかったけど、水の中の無重力感が楽しくて、あっという間に予定の30分が過ぎてしまいました。

昼食と休憩を挟んで、2本目のダイビングにのぞみます。

今回も実に楽しくて、あっという間に30分が経った感じでした。
身体の中に吸い込む空気の量を加減すると身体が浮いたり沈んだりするのが面白い。
そして海の中を自在に移動できる感じが面白くて、もっと潜っていたい、と思うほどでした。

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ペンションに戻り着替えて休憩後、“ログ付け”というものを行いました。
ダイビングの後にはこうやってみんなで記録を残すものなんですね。
こういうのも初めて知りました。

その後、どういう訳か大阪の3人と“社長”と一緒に石垣牛を食べに行くことになりました。

ふとした会話の成り行きで、今日初めて会った人たちと飯を食べに行くというのも旅の楽しさです。

大満足の一日でした。