ステムの次はフロントフォークです。
私は43ΦのGSX-R1100(GV73A)のフォークを選びました。
▲GSX-R1100の43Φフォーク。既に50mmの延長キットが装着されています。
選んだ理由としては、
・310mm径のブレーキローターに対応していること
・伸び/縮みのダンパー(減衰力)の調整機構があること
このフォークに組み合わせるホイールのブレーキローターの径が310mmであり、
キャリパー・サポートを介さずにブレーキ・キャリパーを組み付けかったのです。
また、サスペンションのダンパーの強さを変えることでバイクの操縦性がずいぶんと変わってくる、というのが何となく判ってきた頃で、調整機構付きのフォークに憧れたのです。
実際、ダンパーの効きを変えることにより、バンクさせたときのフロントタイヤの切れ込み具合とか、コーナーでの旋回性とかがずいぶんと変わり、この調整機構は大いに役立ちました。
もっとも、ある程度好みのセッティングが出ると後は調整する場面はあまりありません。
それにフォークのダンパー調整はフォークオイルの硬さやオイルレベル(空気バネの強さ)ととかでもできるので、必ずしも調整機構が必須でなくてもいいのかな?と思うようになってきています。
GSFやバンディッド、GS1200SSとかも確か43Φで、ダンパーの調整機構は無かったと思いますが、安く入手できるならこちらを使うのも手だと思います。
フォーク長
ところでフォーク流用する際に気にしなければいけないのがフォーク長です。
カタナでは大体800mmくらいの長さ*1が必要といわれています。
GSX-R1100のフォークは740mmくらい*2なので、長さが全然足りません。
このままだと極端な前下がり姿勢となってしまい、見た目もカッコ悪いし、操縦性のバランスも悪くて乗りにくくなるはずです。
そこでフォークのインナーチューブの長さを延長する「延長キット」を取り付けて長さを稼ぎます。
これは、フォーク・トップのキャップを外して代わりに付けるものです。
私が入手したフォークは、既に50mmの延長キットが装着されていました。
これでアクスル・シャフトからフォーク長は790mmくらいになります。
最低でもこのくらいの長さは必要だと思います。
▲50mmの延長キットがつけられています
▲フォークを分解したときの写真で、延長キットの部分です
私はこの50mm延長で数年間乗っていましたが、もう少しフロントの車高を上げたい(フォークの長さが必要)と感じ、70mmの延長キットに交換して今に至っています。
まぁ、この辺は好みの問題でしょう。
因みに、フォークの延長キットは「WINNING RUN」というところが有名です。対応車種がとても豊富。
WINNING RUNのフォーク延長キットのWEBサイト
また、GSX-R1100のフォーク用だけですが「TNK EGINEERING」というところも販売しています。
TNK EGINEERINGのフォーク延長キット
http://www.tnk-eng.com/1framepage%20top2.html
このショップはカタナの専門店で、いろいろなカスタムパーツを販売されているので、一度行ってみたいところです。
▲こちらは50mmのフォーク延長キットを付けていたとき。フォークの突き出し量は0mm。フォークの上端とトップブリッジは面イチです。バランスは悪くは無かったと思います。
▲こちらは、もう少しフロントの車高を上げたくて、70mmの延長キットを装着しています。20mm長い延長キットに変えたわけですが、8mmほどフォークを突き出しているので、12mmほどフロントの車高が上がっていることになっています。見た目では僅かな差なんですけどね。
パーツ集めの思い出
私のカタナのカスタムに使ったパーツの殆どはネットオークション(ヤフオク)で入手しました。
このGSX-R1100のフォークもそうなのですが、43Φ/正立式/ダンパー調整機構付き、というのは人気が高いようで、入手には困難を極めました。
それなりに物の出品はあって、そのたびに張り切って入札したのですが、終了時刻間際まで応札が相次ぎ、価格がドンドン上昇していく血で血を洗うようなオークションとなり、いつも途中で諦めざるを得ませんでした。
何度目かの敗退の後、半ば理性を失った私は予算を思い切って増額し、ついにフォークを落札したのですが、嬉しいような後悔を感じるような複雑な気分でした。
まぁ、それでもショップから販売されているカスタム・パーツの値段に比べるとずっと安いし、こうやってパーツを集めるのもプライベート・カスタムの楽しみの一つであります。
ウイニングラン フロントフォーク延長キット φ43mm 正立 タイプ:70mm延長(P005-1307) スズキ GSX-R750
- 出版社/メーカー: ウイニングラン/WINNING RUN
- メディア:
- この商品を含むブログを見る