自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ブレーキのエア抜きについて

先日、ブレーキ・キャリパーのオーバーをした訳ですが、ブレーキのエア抜きがどうも完全ではないようです。

参照: ブレーキ・キャリパーのオーバーホール ~ 作業編


ブレーキ・キャリパーではなく、ブレーキ・マスターシリンダーにエアが残っているような気がするのです。

NISSINのラジアル・マスターというブレーキ・マスターシリンダーを付けているのですが、どうもこれはエアが抜けにくい傾向があるらしいのです。

エアが上手く抜けるよう、マスターシリンダーをいろいろ傾けたりしながら作業しないといけないようです。

元々、レバーを握ったときの感触は少しスポンジーなのですが、ちょっと柔らかすぎるようです。それに、ハンドルを左右にきったりするとレバーの引きしろ(ストローク量)が大きくなります。


これは改めてじっくり落ち着いてエア抜きをやらねばなりません。

でも毎週の休日をじっくりバイクの整備に費やすのはツライものがあります。

かといって平日は会社に行かねばならないし、夜に懐中電灯で照らしてエア抜きの作業などしていたら絶対に不審者に間違われると思います。警察に通報される可能性も極めて大です。
(ガレージのある家に住みたいものです・・・)


そんな事を考えていたら閃きました。

“ブレーキだけ外して、家の中でエア抜き作業をすればいいんだ” と。

バイクからブレーキを脱着するのは案外簡単に出来ます。

ササッとキャリパーとマスターをブレーキホースでつないだ状態で丸ごと取り外し、家の中に運び込みました。

後は時間があるときにエア抜きをすればよいのです。

どんな風にやるかというと.....

f:id:sword749:20140313215348j:plain


机に付けた万力で予備のハンドルを固定し、そこにブレーキマスターを取り付けてキャリパーは床に。キャリパーにはブレーキローターの代わりに適当な板を挟んでおけばOK。

 

しかし....以前観た「宇宙戦争」の一場面を思い出します。

T・クルーズ演じる主人公は自宅のキッチンにクルマのV8エンジンを持ち込んでいましたが、何だかそれに近い状況です。
こんなことやってて良いのだろうか?とも思ってしまいます(苦笑)

 

ともかく、この状態でハンドルのいろいろな方向に傾けたりしながらエア抜きを行いました。

レバーを握り、ブリーダーを緩めてフルードを抜く、という手順を繰り返します。

一旦はエア抜きをしているので、ポコポコと目立った気泡は出てはきませんが、しつこくやっていると極小さな気泡が出てくるようになりました。

やはり、なかなかエアは抜けないものなんですね。エア抜きの難しさを実感しました。

ところで、こういう風にブレーキ類をバイクから外してエア抜きする方法、やってみると作業そのものはやり易く感じました。

エア抜きの方法としては、こういうやり方も有りだとは思いました。