このところ、カタナで走っているときに、たまにギア・シフトの調子が悪くなることがありました。
シフト・アップのときにシフトペダルが戻ってこなくてそれ以上のシフト・アップが出来なくなることがあるのです。
どんな感じかというと、
- 信号待ちから発進するときに、クラッチを握り、左足でギア・ペダルを1速にガチャンと踏み込む。
- クラッチを繋げて発進し、グワァーと加速して、ギア・ペダルをつま先で押し上げて2速にガチャ!と入れる。
- 再びグワァーと加速して、ギアを3速に上げようとしたら、ペダルが上がりっぱなしでシフトアップ出来ない。
- アレッ!?と思っているうちにエンジンの振動や路面のショックでペダルがスコンと戻って、シフトアップできるようになる。
因みにシフト・ダウンは問題なし。日中よりも日が暮れて気温が下がった頃に発生することが多いです。
シフトのリターンスプリングがヘタッたか?それとも何かトラブルか?なんて考えてみましたが、ペダル周りを眺めているうちに、ペダル取り付け部分の汚れが怪しく思えてきました。
早速ペダル部分を外してクリーニングしてみました。
▲ペダルはクリップリングを外せばすぐとれます。
ペダルを外してみると、シャフトやペダルのシャフト穴は、古いグリスだか埃だか良く判らない泥のようなものがこびりついていました。(写真は撮り忘れました)
ペダルの動きはスムーズですが、少し抵抗感がありました。
パーツ・クリーナーを吹き付けて汚れをきれいに落として...
▲汚れているようにも見えますが、シャフト部分は洗浄済みです。
新たにグリスを塗って組み付けて終了。5分で終わりました。
ペダルはかなり軽くスムーズに動くようになりました。
この程度の整備で問題は解決するのかな?なんて思いましたが、走ってみるとシフト・チェンジのつま先の感触が全然違う。
シャキッとした感触になりました。(ショックがダイレクトに伝わるようになった、ともいえます)
洗浄とグリスアップ、この程度の手入れでも劇的に調子が良くなったりするんですね。