自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

ツーリング・バッグのはなし

 私がバイク・ツーリングで使っているバッグはこの二つ。

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 手前のはMOTO FIZZのシートバッグ。奥がGW SPORTSのサイド・バッグ。

 初めて出かけたキャンプ・ツーリングのときからずっと使っているものです。どちらも、とうにカタログ落ちしているものです。

 

腐れ縁??のバッグ

 一見、普通のバッグですが、バイクに積んで固定するためのリングやフックとかが付いています。

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 当時、ツーリング用のバッグはおろかテントや寝袋とかキャンプ道具も何もかも持っていなくて、一つ々買い揃えていきました。良さそうなものはないかな?とバイク用品店やホームセンターやアウトドアショップをしょっちゅう覗いていたのものです。

 いろんなものを買い揃えなければならなかったので、とりあえずは価格優先で選んでいきました。

 この二つのバッグもそうで、大きなショルダータイプのシート・バッグはディスカント・ストアで安売りをしているのを見つけ、もう一つのサイド・バッグもバイク用品店のワゴンセールで売っていたものです。

 どちらも “これ、イイな!” ではなく “これでもイイか” と思いながら買ったもの。しばらく使って不満を感じたら買い直せばいい、と思っていました。

 それからもう10年以上が経ちますが、今でも使い続けています。

 もう少し大きな容量のものが欲しいとか、もうちょっと格好良いデザインのが良いな~、とか思ったこともありましたが、この位のサイズが丁度良いし、使い勝手もシンプルで悪くない、と思えるようになってきました。

 3年前には、サイドバッグの片方のジッパーが壊れてしました。買い替えも考えましたが、他に壊れかけているところは無いし、他のバッグを物色しても案外使い易そうなものが無く、結局は修理をして使い続けることにしました。

 なんだか、腐れ縁みたいですが、これからもツーリングで使い続けていくと思います。

 

 カタナへの積み方

 バッグを含め、ツーリングの荷物をどうやってバイク(カタナ)に積んでいるか紹介しようと思います。

 ツーリング初心者だった私は、バッグを買ったはいいがどうやって固定すべきなのか分からず、ちょっと悩んでしまいました。ツーリングの途中で荷物が落ちてしまったらどうしよう?高速道路なんかで落ちてしまったら目も当てられない、と。

 バイク雑誌でも荷物の積み方や固定の仕方を詳しく書いた記事なんて見当たらなかったので、自分なりに試行錯誤してみるしかありませんでした。

 それに、カタナって荷物を固定するための機構とかの配慮ってあまりなされてはいないと思います。(まぁカタナに限らず大抵のバイクはそうでしょう)

  以前、ツーリング先で会ったカタナ乗りの人からも、荷物はどうやって固定していますか?なんて訊かれたこともありました。

 (今ではすっかり慣れてしまっているので、そんなの適当で大丈夫だよ、なんて答えると思いますが)

 

 

①まずは、テントのグランド・シート(私はブルーシートを適当な大きさに切って使っています)をシートの上に置きます。f:id:sword749:20140614075216j:plain

②その上からサイド・バッグを載せます。
グランド・シートだけを折り畳んでバッグの中に入れると、それなりに嵩張るのですが、こうすると目立たず、荷物の容積を増やすことなく収納できます。

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 サイドバッグの左右はマジック・テープで止めているだけなので、シートの形状に合わせて振り分け具合を調整します。

 

③フックはシートやカウルの端に引っ掛けて....

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 フックのベルトを留めて長さを調節すればOK。これでバッグがバタつきが抑えられます。

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④次にこの上にシート・バッグやテントやらを載せるのですが、その前に滑り止めシートを敷いておきます。

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 このシートを敷くまでは、走行中にバッグが段々前にズレてきて、ライディングの邪魔になったものです。このシートはテントで寝るときに枕やシュラフの下に敷くとズレ防止になるし、お勧めの品です。

⑤シート・バッグは4本のゴムロープで固定します。90cmと60cmくらいのを2本ずつ使います。

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 ロープはホームセンターで買ったもの。これも10年以上使っていますが切れる様子もなく今も現役です。
 100円ショップでもこのようなロープは売っていますが、ゴムが弱すぎて荷物の固定にはちょっと適さないかな、と思います。


 まず短い方のロープでシート・バッグを固定。

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 ロープを掛ける処は、ウィンカーとサスのナット(荷掛け用のナットに交換)を使言っています。

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 以前、自作した無様なものですが、これが有ると無いとでは大違い。
 (参照先:「カタナの荷掛けフック・ナットを作ってみた 出来栄えは....」)

 こういうナットを付ける前は、サスペンションの取り付け部分にロープを回していました。
 まぁ、何も自作する必要はなく、ちゃんと市販の物がありますので、それを買えばよいです。値段も高くは有りません。

 

 キジマ(Kijima) 荷掛けナット 10mm 2個SET 211-301

 因みに、カタナに適合するナットのサイズはM10の P 1.25です。


⑥バッグの上にその他の荷物を載せていきます。

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 テントにテーブル、マットとか。バッグにも一応は荷物の固定用ベルトが付いていますが、これだけでは役不足。長めのロープで荷物毎バッグを固定します。

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 出来合上がり。

 もう少しロープで固定したり、ネットで覆ったりした方が良さそうにも見えるかも知れませんが、これだけで十分です。

 この固定の仕方でずっとツーリングを続けてきました。峠道も高速道路も走ってきましたが、荷物が崩れたり落ちたりしたことは一度もありませんでした。
立ちゴケしたこともあったけど、崩れませんでした)

 

 こうやってバイクに荷物を積んでいると、初めてロング・ツーリングに出掛けたとき、その出発準備をしていたときのドキドキ、ワクワクの高揚感が今でもふと蘇ってきたりします。身体が記憶しているんですね。

 また、あの時のような新鮮な気持ちで旅に出掛けたいものです。