届いたMOSFETのレギュレーターは予想より大きかったです。
カタナ純正のレギュレーターと見比べる度に大きさを痛感します。
取り付けネジのピッチがカタナの純正レギュレーターと同じだったので、これは案外簡単に取り付けられるかな?と思い、純正のレギュレーターを外して場所合わせをしてみました。
しかし、ここで失敗をしてしまいました。
レギュレーターを留めている2本のネジを外すとき、ネジの頭を潰してしまいました。
少々ネジが固着していたようなのですが、横着してそのままグイッと回したらヌルッと嫌な感触があり、ネジの頭が潰れてしまったのです。
ネジが固着気味に感じたらCRC-556とかを吹き付けておいたりすべきなのですが、油断していました。
急遽ホームセンターに走り(またしてもいつもの展開です)、あるケミカルを買ってきました。
これはネジの頭に塗るもので、ドライバーの食いつきを良くし、少々潰れたネジでも回せたりする優れもの。一見するとグリスみたいなものですが、ドライバーがネジの頭にガッチリと食いつきます。プラスドライバーなんかには効果てきめんです。
過去にもこれと似たようなケミカルで救われた事があり、その効果に感動したものでした。
以前使ったのはこっちだったと思います。商品名に記憶があります。
しかし、今回はネジの頭の潰れ方が酷過ぎました。ドライバーの先が食いついた感があったものの、どうしてもネジを回しきるには至らず。このケミカル剤でも救いようのない状態でした。
これは困った。ネジやボルトが外れなくなったときの途方に暮れた感は経験しないと分からないでしょう。“整備の基本はネジ回しから”というコトバの意味が思い知らされるます。
こうなったら仕方がない。ドリルでネジの頭を削って落とすしかありません。
6mmのドリルで慎重に削っていきます。
見事にネジの頭が取れました。残ったネジ部分も無事抜き取ることができ、一安心です。
▲見事にネジの頭が取れました!
これでようやくレギュレーターの位置合わせを確認できたのですが、純正レギュレーターを留めている穴位置ではヒューズボックスやフレームやらに干渉してしまい、これではダメだということが分かりました。もう少し、ほんのもう少しレギュレーターが小さければ良かったのですが。残念です。
レギュレータの取り付け場所を他所に移す、という案もありますが、カタナのデザインはレギュレーターを上手く外観上のアクセントにしていると思うので、何とかノーマルの場所に設置したい。
▲改めて見てみると、サイドカウル~ヒューズボックス~レギュレーターの配置が見事です。
どうしたら良いだろう?
新たに取り付け用の穴を開けるか、何かしらのブラケットを作って取り付けるしかなさそうです。
新たに穴を開けるにしても、元の穴との間を十分にとれるか?
ブラケットを作るにしても自分であまり手間を掛けずに作れるものでないといけません。
果たしてうまくいきますか...
そしてもう一つ問題が明らかになりました。配線です。
このレギュレーターにはカプラーを介して配線の接続をするのですが、そのカプラーは防水構造になっていることもあって結構大きく、カプラーを付けるとフレームとの干渉が避けようが無いことが分かりました。
こちらも何か策を考えなければならなそうです。
【補足】
バイク用のカプラーって案外手に入らないものです。今までも何度か探してみおましたが、売っているところを見つけることが出来ませんでした。(秋葉原に出向いて探してみたけれど、見当たりませんでした)
今回、MOSFETレギュレーターについて調べていたら、バイクやクルマ用のカプラー類を扱っているお店(ネットショップ)を見つけましたので紹介しておきます。
Pronto配線コム-カプラ(コネクタ)・端子(ターミナル)・自動車用電線・ハーネス部品など、二輪・四輪の配線部品専門店
まだじっくりと見ていないのですが、バイクのカスタムでは配線を作り直したい場面もたまに出てくるので、カプラーを新品で入手できるのは有りがたいことです。