自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

MOSFETのレギュレーターの配線

 さて、いよいよレギュレーターの取り付けに向け作業開始です。

 このレギュレーター、結構サイズが大きい上にカプラーも大きいので、カタナのノーマルレギュレーターの場所に設置するために、ケーブル側にはカプラーを使わずに配線することにしました。

 

 カプラーの端子は平板形状。

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 これがピッタリと合いそうです。

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 この端子で直接ケーブルを接続することにします。

 しかし、これだけではちょっと...ゴミや水を防ぐような仕組みが必要です。
 コーティング剤とかを流し込んでモールドしてしまおうか、とも考えましたが、ちょっとそれは乱暴。

 なかなか良い案が浮かびませんでしたが、とりあえずゴムで蓋をしてみることにしました。

 買ってきたのはこのような5mm厚の板。丸型である必要は全然ありません。四角形のゴム板が品切れだったのでこれを選んだだけです。

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 これをカプラーの形状に合うように切出します。少し大きめに切出しました。

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 カッターで大まかに切出し、ヤスリで微調整&整形しました。

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 これをカプラーにはめてみると...
 柔らかいゴム素材であることもあり、ぐいぐい押し込むとピッタリ蓋をするような形になりました。ピッタリと嵌っているので、ある程度の防水性も確保できそうです。

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▲カプラーの中の2つのT字型の仕切りで真ん中部分が少し持ち上がっていますが、ピタリと嵌っています。このT字型の仕切りに当たる部分はカッターで掘って“逃げ”を作っておきます。

 

 これはいい!予想外にしっかり嵌っているし、密着しています。
 ゴムで蓋をする方向で進めることに決め、本格的に加工を始めます。

 

 続いてカプラーの端子に配線用の端子を付けて、その状態でゴム蓋を押し付けて端子の痕をつけます。

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▲端子の痕がくっきり付いています。

 

 端子の痕に従い、ドリルで穴をあけてケーブルを通します。

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 ケーブルの両端に端子を付けます。

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 それをカプラーに付けると....

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 なかなか良い感じ。

 接着剤を使わなくてもゴム蓋がしっかり嵌っていて、外れることは無さそうです。

 でも、端子の金属部分が少し出ているので、これを何とかしなければなりません。

 

 

 そこで、シリコン剤を盛ってみました。

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 これは失敗でした。

 シリコン剤が古く、きれいに塗るというか盛ることが出来ず、酷い仕上がりです。しかも、簡単に剥がれてしまいました。

 

 そこで、端子の保護チューブを追加することにしました。

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 念のため、端子の付け根部分に接着剤を塗っておきます。

 

 今度は良い感じです。見栄えもいい!

 完成です。

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 こうして記事にするとさらっと済んでしまいますが、実際には何か良いアイディアは無いかと考え続け、作業も手直しの連続で随分と手こずりました。

 それだけに仕上がりにはとても満足できました。

 

 さて、次はいよいよ車体への取り付けです。

 

<追記>

 実は、もう既に車体への取り付けは済んでいて、動作確認も終了しています。しかし、その結果はトホホ...なものでありました。

 詳しいことはこの次に書こうと思いますが、私の真似してヤフオクで安い新品のMOSFETレギュレーターに手を出すのは止めた方が良いと思います。(苦笑)