MSAの取り付けで止まっているブログですが、作業自体はその後もいろいろと進んでおりまして、昨日から今日にかけては半田ごてを片手に奮闘していました。
MSAの配線のやり直しやら、いろいろ追加ハーネスを作ってはああでもない、こうした方が良い、とやっていたのです。
ヘッドライトのリレー接続
そんな作業の最中に、ヘッドライトにリレーを介してバッテリー/レギュレーターの出力からダイレクトに電源をヘッドライトのランプに供給してやることにしました。
通常、ヘッドライト・バルブに接続されている電源線は、各種スイッチやヒューズやらあちこちを経由し、バルブに着くころには電圧も多少落ちてしまうのですが、こうすることで、ロスが少なくダイレクトに電源供給され、ヘッドライトが明るくなるのです。
(リレーを介すのは、電源をON/OFFするためです)
クルマやバイクではよくやられるカスタムだと思います。必要なのはリレーと電線だけなので、費用もリーズナブルです。750Sカタナでも施していて、マルチリフレクターの効果もあり、とてもライトが明るくなりました。
※IGコイルでリレーを使った配線を行っています。効果についてはこちらを。
参照:「IGコイルにリレーハーネスを追加して電気のロスを取り戻してエンジン快調!!」
なぜ、このタイミングでリレー接続を施したかと言うと、実は私のカタナ、最近というか今年になって、どうもヘッドライトが暗いような気がしてならなかったのです。
夜はともかくとして、昼にトンネルに入ったときなど、ヘッドライトが点灯しているのだろうか?と思わず確認してしまうほど、暗く感じるのです。
確か、去年ははヘッドライトが暗いと感じた事は無かったはず。不満が無かったのでリレー接続の施しは先送りにしていたのです。
何かおかしいような気がする、と思いつつ今に至り、丁度カタナの配線関係をいじっていたので、ついでにやることにしました。
衝撃の事実
リレーを介した接続とするので、ヘッドライトバルブとの接続も変更となります。
ハーネスをなるべく切りたくないのでバルブのカプラーから端子を引き抜いて接続替えをすることにします。
しかし、ここで異変を発見。
まず、バルブからカプラーを外す段階で、妙にきつく感じました。そして、カプラーから端子を抜こうとしたら、何かおかしい。
端子も焦げ、カプラーが溶けています!!
▲ Loビームの端子部分が焦げて溶けています。
ライトが暗いのはこれが原因でした。やはり気のせいでは無かったんですね。
端子部分、どうやら端子とケーブルの線のカシメている辺りが錆びてきて、抵抗が増えてきて、熱をもって焦げてしまったのでしょう。
ノーマルのハーネスは、端子部分が半田付けされていないので、年月が経つとこの部分のトラブルがどうしても出てきますね。それにしてもこうなってしまうとは思ってもみませんでした。
しかし...今気が付いて良かった、と思います。
ツーリング先で焼けきれてライトが点かなくなったら、と思うとゾッとします。
リレー追加し配線リニューアル
こういう訳で、もう “ついで” の作業ではなく、最優先作業となってしまいました。
といっても、難しい作業では有りません。(前にもやっているし)
リレーはライトステーにタイラップで固定しました。
あとは、ケーブルを丁度良い長さに切り出して、端子を付けて半田付けして、配線するだけです。
リレーのON/OFF制御用の信号は、元のヘッドライト・バルブの電源ラインを繋ぎ、バッテリーのプラス端子からバルブの端子までをリレーを挟んで接続します。
(あとはアース線を繋ぎます)
ヘッドライトバルブのカプラーは使い物にならないので、ケーブルををカプラーの根元でちょん切り、750Sカタナで使っていたカプラーとギボシで接続しました。
もちろんギボシはカシメた上で半田付け。
バイクのハーネスに付けたギボシ端子は延長コードを使って屋外での半田付けを行いました。
今回、新たに作ったケーブルは、全て端子を半田付けしました。
端子部分の接触抵抗を減らすのが狙いでしたが、経年劣化に対しても有効ではないかと思います。
とりあえずヘッドライトはもう安心ですが、他の部分がちょっと心配になってきました。