ようやく大まかなルートを決めた我々は、ようやく出発となりました。
しかし、まだ今日のキャンプ地は未定です。一応、事前に良さそうなところはいくつかピックアップしています。
去年のようなカッ飛び走りはやめよう、早めに適当なキャンプ場に入り余裕のある優雅なキャンプをしよう。これが今年の旅のテーマです。
ただ、いきなり東に向かって内陸を走るのはつまらない、ということで留萌まで海沿いを走ることになりました。
また、スペアのヒューズも入手しなければなりません。一番の目的地はホームセンターでもあります。
出発時点でいきなり時間を食ってしまったので、暫らくはノンストップで走りました。
バイクの調子は良し。さすがにMSAを付けていたときの吹け上がりのスムーズさ、力強さはありませんが、快調に走っています。
去年よりは空模様は良く気温も高めです。しかし、Sは寒いと言っております。訊くと、メッシュのジャケットを着てきたとのこと。そりゃ寒いはずです。朝夕は結構冷え込みますから。
なぜ、そのような愚かな事をしたのか?と訊くと、去年の晴天時の暑さが印象にあってメッシュジャケットにした、とのこと。 去年も小樽港を出発した時は寒がっていたはず。
どうして人間というのは過去の教訓を忘れ、自分のイメージや希望、勘といったもので行動してしまうのでしょう。(この言葉は後に自分に跳ね返ってきます)
去年も休憩した浜益村のセイコーマートで一回目の休憩です。
素晴らしい天気で走っていくライダー達もみな気持ち良さそうです。
留萌で海沿いから離れ、R233で内陸に向かいます。
内陸に向かって少し後悔を感じました。進む先の空模様が少し雲が多めになった事と、やはりオロロンラインの方が走っていて圧倒的に気持ちが良いのです。
後ろ髪引かれる思いで走り続けました。多分、ヘルメットにインカムを装着してSと会話が出来たなら、やっぱりオロロンを走らないか、なんて事になったと思います。
結局、そのまま走り続けて、まず向かうは北竜町の「ひまわりの里」。昨年、名寄で空振り気味だったひまわり畑を堪能しようというものです。
時期も良かったのか、壮大な景色が広がっていました。
ただ、これでも今年は生育が悪いそうで丈が大分低めでした。でもヒマワリがとても広い畑(東京ドーム?個分)一面に咲く様は圧巻の一言でした。
ヒマワリの里を後にした我々は、ホームセンターに寄ってヒューズを購入。そして昼飯は旭川ラーメンでも食べよう、という事になりました。しかし、旭川市街は通りたくない。という事で、見かけた道の駅食堂で妥協しました。
ここで、この後の予定について相談しました。
結構いいペースで距離が稼げている。この分だと、気に入っている屈斜路湖の和琴湖畔キャンプ場へも十分に行けるのではないか?と。
事前のメールでの調整では小樽から和琴まではちょっと距離があって止めた方が良いだろう、カッ飛びツーリングは止めよう、となっていたのですがあっさり予定は覆ってしまいました。
しかし....この選択、というかそもそも内陸部を横断するルートを取ったのは間違いだったような気がします。
これ以降、全体的にクルマの流れは遅めで、思ったように距離が稼げません。
つまらない時間が続きます。もし、日本海側の道を北上して稚内、宗谷を目指していれば、素晴らしい景色と走りを堪能できた事でしょう。
▲こちらは石北峠。渋滞(という程ではないのですが)に嫌気が差して休憩です。
北見を抜けて美幌の街に着いたのはもう夕方。陽が暮れ始めています。ここでスーパーを探して買出しをして、ようやく空いてきた道路を大急ぎでキャンプ場に向かいます。
またしても時間に追われる展開となってしまいました。
途中で通った美幌峠は見事な眺めだったのに、時間が無くてそのまま通過してしまいました。(Sは止まってくれ!と心で叫んでいたらしい)
昨年よりも余裕を持った優雅な旅にするつもりだったのに、どうしてこうなってしまうのか。
ともかく、和琴湖畔キャンプ場には暗くなりきる前ギリギリに到着することが出来ました。
サイトも思いの他空いていてテントを張ることができて一安心。
何だかんだで今日も軽く400km以上走っていました。
▲予想よりサイトは混んでいませんでした。バイクの数も多くも少なくもない、といったところ。
▲それでも相変わらず良い雰囲気です。
▲きれいな夕日も見ることが出来ました。
今日の夕食はジンギスカン。それと何故か牛タンが安く売っていたので網焼きに。あとトウキビを2本。これは茹でて食べます。
という事で夕食に準備をしていたら、あの~スイマセン、という声が。なんでも、夕食用に肉を買い過ぎてしまったので、引き取ってくれないか、というライダーのキャンパーからの申し出でした。
ありがたいお話でしたが、我々が買った食材もちょっと多過ぎるくらい。
せっかくですが...、と謝辞したのですが、そう言わずに何とか貰って下さい、お願いします、という不思議な押し問答に。
ならば、と近くにテントを張っていた自転車の学生グループに声を掛けてみたところ、大喜びで貰ってくれました。
今日は天気も良く、まずますの一日でしたが、あすから少しづつ天気は崩れて行くらしく、気になるところです。
<本日のルート>
小樽港 → 浜益村 →(留萌) → 北竜(ひまわりの里) → 旭川 → 石北峠 → 美深 → 和琴湖畔キャンプ場
走行距離:450km
※いつも読ませていただいている べるさんのブログ を真似して走行ルートのマップを貼り付けてみました。ルートが地図で見れるのっていいですね。
でも、リンクした地図に何故か指定したルートが表示されず、違ったルートが表示されたので、今回はキャプチャーの図を貼り付けました。