自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2014年 北海道ツーリングの日記~5日目~朝からバイクの整備

 いつものようにカラスの鳴き声とテントの外の明るさで目が覚めました。まだ5時前です。

 今日は良い天気のようです。

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和琴湖畔の温泉の不思議

 まずは、顔を洗うのを兼ねて湖畔の露天風呂に入ります。既に何人か入浴しに来ていましたが、かなりお湯が熱くて(熱湯風呂状態)みなさん縁に腰かけていたり、ちょっと入っては直ぐに上がったり、の状態でした。

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 すると、一昨日の朝にもこの温泉に居合わせたおじさんが面白い事を教えてくれました。

 この温泉、湖へお湯を流す排水口を塞ぐとお湯の温度が下がり、排水口を開いてお湯を流すとどんどん熱くなって、入れない位の熱さにになります。

 何故かというと、ここの温泉は湯船の底が細かい砂利になっていて、底から源泉が湧き出ているのです。お湯を流さないで溜めておくと水圧で源泉の湧き出る量が抑制されてお湯が冷めていき、逆にお湯を流すと底からどんどん熱い源泉が湧き出てきてお湯の温度が熱くなってしまうそうです。普通は逆にイメージするところです。

 私が温泉に入ろうとしたときは、かなりお湯が熱くなっていました。お湯の排水口が開きっぱなしになっていたそうです。誰かがお湯の温度を下げようと排水口を開けたのでしょう。

 今は排水口を閉じたので、徐々にお湯の温度が下がり始めているとのこと。確かにしばらくすると大分温度が下がってきて気持ち良くお湯に浸かれるようになりました。

 


 風呂から上がって少し周辺を散策。

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 すぐ近くの「和琴半島公共キャンプ場」は今年リニューアルオープンしたようで、大変立派な施設になっています。その分、料金も立派な額になっています。(確か一泊1,000円と書いてあったような...因みに私達が泊まった和琴半島湖畔キャンプ場は450円です。)

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 今日からSとは別行動となります。Sは明日の苫小牧発のフェリーに乗らねばならないので、ある程度西の方面に移動しなければなりません。

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 お互い今日の行程を検討します。

 S氏は帯広近辺のキャンプ場に泊まることにしたようです。そして帯広六花亭のお菓子をお土産に買うという素晴らしいアイディアを思いつきました。六花亭ならば奥さんも文句は無いでしょう。また帯広では念願だった本場の豚丼を食べることができます。ようやくお土産問題も解決して晴々とした表情でした。

 私の方は、フェリーに乗るのは一日後なので、もう一日道東をウロウロするつもりです。知床、開陽台を巡ることにしました。

 

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キャブレターセッティング

 今日の予定も決まったのでさっさと出発したいところですが、私はもう一つやっておきたい事がありました。


 北海道に入って以来、どうもキャブレターのセッティングが合っていないと感じていたのです。ある程度の速度でスロットルをパーシャルの状態で走っているとカリカリとノッキングが発生することがあり、どうも燃調が薄いようなのです。

 アベレージ速度の速い北海道の道とか、気温の低さとか要因は有りますが、新潟に向かっている時も感じていたことなので、やはり出発前の準備不足が露呈したと言えます。出発直前までキャブレターのセッティングを試していたのですから。テストや問題の有無を見極めるには十分時間をかけないといけないとつくづく思いました。

 で、どうしたものか、と考えていたのですが、ニードルのクリップ位置を下げてやれば良い感じになるんじゃないか、という気がしてきました。持参している工具でも何とか出来るはず。そうなると試さずにはいられないのが私の性分。

 ただ、キャンプ場でやるのはちょっと気が引ける。周囲からどんな目で見られるか。変な目で見られてもいやだし、トラブルだと思われて気を使われるのも困る。

 

 幸い、テントや荷物を片付けているうちに、大半のライダーは出発していきました。残っているのはGSの二人組み他数人。彼らは連泊するようです。

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 やるなら今だ。目立たないようにガソリンタンクを下ろさずにやることにしました。しかし、エアフィルターを外し、キャブレターをエンジンから外して少し横にずらそうとしたところ、ガソリンタンクでスロットルケーブルが押さえられていて、十分に動かせないことが判明。

 仕方が無いのでガソリンタンクを下ろすことにしましたが、タンクを地面に置きながらさりげなく周囲に目をやると、すっかり顔見知りになったGS乗りの二人が目を大きく見開き、興味津々といった表情でこちらを見ているのが目に入りました。

 あぁ、見つかってしまったかな。そう思った時には既に彼らは私とカタナの横に来ていました。

 おや何をやっているんですか?、ほう!キャブのセッティングですか、キャンプ場でキャブいじっている人は初めてみた、知り合いのカタナ乗りが見たら喜ぶだろうなぁ~、おやこれは何ですか?

 若干退屈していた彼らの絶好の暇つぶしとなってしまったようです。

 挙句は、知り合いのカタナ乗りにメールしたいので、と作業の様子を写真を撮る始末(顔とナンバーは写らないようしますので、とのことでした)。

 

f:id:sword749:20140812074106j:plain▲じゃぁ、ついでに、と私のカメラでも撮っていただきました。

 

 でも彼らが横であれやこれやおしゃべりしてくれたお陰で、周囲のファミリーキャンパーの視線は気にせず済みました。

 

 何とかキャブレターのセッティング変更を終わらせ、出発です。

 予定外とはいえ、三泊もしたキャンプ場を去るのは名残惜しく感じました。