ダッチオーブンを入手し、テントの補修を行い、ランタンのリフレクターを作ってみたり、シュラフを新調したり、とこうなるとキャンプに行きたくなるもの。
キャンプのために道具を集めたのか、道具を使ってみたくてキャンプするのか良く分からなくなってきましたが、ともかく先日の週末にキャンプに行ってきました。
今回選んだキャンプ場は「道志の森キャンプ場」というところ。このキャンプ場の特色は、
・直火OKであること。
・予約不要であること。
です。
近年は殆どのキャンプ場が直火禁止みたいに思っていたのですが、直火OKというところも探せば結構あるのですね。
また、予約方式をとっていないのも良いです。スケジュールに縛られることなく、ふと思い立ってキャンプにいく事が出来ます。特に今回のように天気がどうなるのか予測がつき難いときなどはありがたいです。
キャンプ場について
ここのキャンプ場についてちょっと書くと、...
真ん中に渓流が流れる気持ちの良い森林サイトです。渓流沿いにテントの設置エリアが配置されていて、クルマで乗り入れが出来るようになっています。
かなり広いので、来てみたら空いている場所が無かった、ということは無いと思います。(7月~8月のハイシーズンはどうだかわかりませんが)
私が到着したのは午後3時過ぎ。3連休ということもあって既に8割方が埋まっている感じで大賑わいでしたが、場所に拘らなければテントの張り場所を見つけることは十分に可能でした。
バイクで来ている人もたくさんいました。ただ、地面は大き目の砂利がごろごろ転がっているので、バイクの運転は注意が必要です。
家族で来ている人、グループで来ている人、ソロで来ている人、皆それぞれのスタイルでキャンプを楽しんでいました。
お風呂も備えてあるのですが、どうやらハイシーズンのみしか使用できないようです。コインシャワーは利用可能のようでした。
トイレにはトイレットペーパーが無いので要持参です。(管理棟で販売もしていますが)
管理棟では薪、炭、ホワイトガソリン、トイレットペーパーが販売していした。食料品(インスタントラーメンとか)も多少売っていたような気がします。(あまり注意してみていなかった)
この周囲にあるお店は「道の駅」とコンビニ(デイリーマート)位なので、キャンプ場に来る前に買い物は済ませておいた方が良いと思います。
ちょっと気になったのは渓流の音が意外と大きいということ。静かに過ごしたい場合は、ちょっと外れの位置にテントを張った方が良いです。逆に、多少騒いでも周囲への迷惑にはなり難い、というメリット?もあると思います。
焚き火の火熾しに苦労
さて、肝心のキャンプの方は、焚き火を焚いて料理を作り、音楽を聴きながら酒を飲む位なので、ゆっくりのんびりするつもりです。
▲自作のランタンのスタンドの初運用ですが、問題はなさそうです。やはりランタンはこの位の高さが良いです。
さっそく、手頃な石を集めて並べ焚き火の準備をします。直火での焚き火は久し振りなので楽しみです。
しかし、今回は薪に火を点けるのにかなり苦労しました。
薪はどれも太目に割られた立派なもので、全然火がつきません。燃えるは文化焚付けばかり。とうとう焚付けを使い果たしてしまい、仕方なくランタンやストーブの燃料のガソリンを使って強引に火を興しました。
やはり焚き火の火興しは、薪を細く割った焚付けが無いと厳しい。次は焚付けを作れるようにナタでも用意することにします。
焚き火にすっかり手こずり、予想外に時間を費やしてしまったため、食事の方は何となく慌ただしくなってしまいました。ゆっくり、のんびりとした時間を楽しむつもりだったのに思ったようにはいかないものです。
▲リフレクターの効果か何となく照らす光が明るいように感じました。ランタンに近寄らなくても本を読むことができたので、効果はあるのでしょう。
▲今回は焚き火台は持ってこなくて、代わりにユニフレームの「ネイチャーストーブ」を持ってきました。焚き火というより料理(炭火焼)用です。これも燃焼効率がとても良いストーブです。
料理は、いつもは炭焼きで肉を焼いて食べるのが定番ですが、今回はそれ以外に新兵器の「コロ・ダッチ」を使って豚肉のローストにチャレンジしました。
出来上がりは肉がちょっと硬くなってしまったけど、まぁまぁというところでしょうか。
▲見た目はまぁまぁですが、味付けには工夫の余地がかなり有りそうです。
この日の夜は、10月の中ばということもあり、吐く息が少し白くなるくらい冷え込んできましたが、焚き火をしていると全く寒くはありませんでした。こういうちょっと寒いくらいの時期が焚き火にはちょうど良いです。
▲焚き火台も便利で良いのですが、やはり直火の焚き火は雰囲気が良いです。映画「スタンド・バイ・ミー」を連想しました。
そして、この位冷えこんでも、もう一つの新兵器であるNANGAのダウンのシュラフで快適に眠ることができました。
見た感じ、今迄使っていた化繊の中綿のシュラフと大差ないように見えましたが、やはり保温性は段違い。
化繊のシュラフで臨んだ北海道ツーリングでは、寒くて目が覚めてしまったこともありましたが、このシュラフではむしろ暑く感じるくらい。こんなにもちがうものなんですね。
翌日はゆっくりと朝食をとり、洗い物をして、荷物をまとめました。先を急ぐ必要がないのでのんびりできます。
バイクに荷物を載せると近くのキャンプの子供たちが次々と遊びの手を止めて集まってきて、遠巻きにこっちを眺めています。やはり子供はバイクが大好きなのでしょう。
しかし、こうも注目されてしまうと、余計なプレッシャーがかかります。
地面は大き目の石がゴロゴロしている上にバイクには重い荷物が満載という悪条件ですが、立ちゴケはおろか、おっとっと、なんてカッコ悪い真似は絶対にできません。
いつも以上に慎重にバイクを走らせ、キャンプ場を後にしました。
以上、何となくふらりと出掛けたキャンプについてでした。