カタナのドリブン・スプロケットを交換しました。
磨耗した訳ではありません。ちょっとセッティング変更です。
42Tから44Tの少し大きめのスプロケットにしました。リア側のスプロケットが大きくなったので、減速比は大きくなりました。同じエンジン回転数なら速度は低く、逆に加速は良くなる方向です。
ドライブスプロケットは変更無しで16Tのままですから、減速比は2.625から2.75となっています。
実は、16T-44Tという組み合わせは以前試しています。
スプロケットを交換して減速比を変更(交換編) - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
実はそのときは、この組み合わせの乗り味が気に入らず、直ぐに16T-41Tに変更していました。
加速が良いのは良いけれど、ギアチェンジがせわしなくて何か大型バイクらしい重厚感無いように感じたし、コーナーでの走りもホイールベースもちょっと短すぎるような感じがしたのです。
スプロケット変更の訳
それが、なぜまたこの組み合わせにしてみる気になったかと言うと、
- クルージングよりも加速重視でキビキビ感がほしくなった。
- ホイールベースを少し短くした方が良いように感じるようになった。
一つ目は、フロントフォークの動きが良くなったことも関係有ると思います。
フォーク・オイルの交換 - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
この作業の直後は、多少はフォークの動きが良くなったけど期待した程では無いな、と思っていたのですが、少し走りこむと明らかにフォークの動きが柔らかくなり良く動くようになりました。
これ以前は、フォークよりもリアサスペンションの方が柔らかく感じていたのですが、今では逆転しているくらいです。
他にもハンドルの角度を変更してみたりして、前よりワインディングをずっと楽しく走れるようになってきました。
そうなると、積極的にシフトチェンジして軽快に走りたくなるもの。
そのためには、スプロケットのギア比が大きい方がギアの繋がりは良く気持ち良く走れるはず、と考えたのです。
ただ、それでもカタナのノーマルのギア比は2.80(15T/42T)*1なので、まだ少しギア比は低めだといえます。
二つ目については、最近、バイクのホイールベースの長さが気になるようになってきたのです。
コーナーリングのときなど、リアタイヤが外に逃げていくような感じるようになり、どうもリアタイヤが後ろ過ぎるのではないか?何か乗りにくいなぁ、と思うようになったのです。
以前はこのようには感じなかったです。こう感じるようになったのは、どうもフロントタイヤを交換してからのようです。
ミシュランのパイロットロード2からブリジストンのBT-023と違うタイヤに変えています。多分、タイヤの特性が変わったことによるものなのでしょう。
ともかく、少しホイールベース、つまりリア・タイヤが少しだけ前に移動すると良い感じになると考えたのです。
それで、スプロケットを42Tから44Tへ大きいものに換えると、チェーンの長さは変わらないので、その分数ミリ(8mm弱)ですがリアタイヤの位置が前に出る、と言う訳です。
変更してみた結果
交換作業は、バイクをジャッキアップしてホイールを外し、スプロケットを付け替えるだけ。30分くらいで完了です。
さて、乗ってみた感想は?というと
減速比が小さくなる事によるギアチェンジのし易さは実感できます。やはりノーマルの減速比に近い方がよいのですね。
反面、高速道路などを走ると直ぐにギアがトップギアに入ってしまい、6速ギアが欲しくなりました。まぁ、慣れの問題だとは思いますが。
また、狙い通りカーブの曲がり易さは良くなったように思います。ホイールベースがほんの僅か短くなっただけでなのですが、影響は大きいですね。
あと、意外だったのが、リアサスペンションが少し固くなったように感じたこと。
リア・ホイール(タイヤ)が少し前に出たことにより、サスペンションにかか力が小さくなったのでしょうか。
これは、リア・サスのスプリングのプリロードを少し緩めてやれば解決すると思われます。
バイクはちょっとしたセッティング変更で随分と乗り味が変わるので、面白いです。
*1:チェーンサイズは630です