自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

750カタナと1100カタナの違うところ~ステータ・コイル

 ちょっと前にジェネレーターのコードを交換した際、ちょっと興味深い?事が分かりましたので、備忘録として纏めてみました。


ジェネレーター・コイルのコードの交換で発電力アップ??~準備編 - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

 

 

 何かというと、750カタナと1100カタナでジェネレーター(ステータ・コイル)が異なる、という事です。

 

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 エンジンが異なるので当然と言えば当然なのですが、750カタナと1100カタナは共通部品が多いので、ステータ・コイルも同じだと思い込んでいました。

 たまたま、750S用のコイルが手元にあったので、見比べてみたところ互換性の無い異なるパーツであることが分かりました。

↓の写真の左側が1100カタナのコイルで、右側が750Sカタナのコイルです。

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 配線の取り回しが異なりますし、サイズも違います。

 大きさも違います。

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▲左側の小さいのが750用で、右のが1100用です。

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▲こちらは重ねてみた図。上に乗せているのが1100用。下の750用の方がコイルのフレームの穴径が小さいです。



 750用のほうが少し小さいということは、やはりエンジンの大きさに合わせて最適な大きさの部品を選んだのでしょうか。



 ついでなので、パーツNoも調べてみました。

 750カタナのパーツリストは手元に無かったのですが、過去に部品注文した際にメモしたと思われる番号が残っていました。
 1100カタナの方は、初期型のSZ/SDモデル、国内仕様のSR/SZモデルのパーツリスト(雑誌に収録されていたもの)を参照しています。

 

ステータ・コイル

 750カタナのステータ・コイルは
  31401-45120-000 ステータ,アッシ
 のようです。

 一方、1100カタナの方は

【SZ/SD】
 31401-49530   .STATOR
 31401-49531   .STATOR
 31401-49210   .STATOR
【SR/SY(国内仕様)】
 31401-49010  ステータ,アッシ

 といったところで、SZ/SD用のものは何故か三つのパーツNoが記されていました。違いは何なのか、またSR/SYとの互換性はあるのか?は良く分かりません。

 

ガスケット

 ついでにマグネットカバーのガスケットの方は、

 750カタナ用が、
  11483-49200  ガスケット,マグネットカバー
 これが元々のパーツNOのようですが、どうも↓のNoに変更されたようです。
  11483-49210  ガスケット,マグネットカバー

 なお、750S、750S2共通の模様です。 


 1100カタナの方は

【SZ/SD】
 11483-49200 ガスケット GASKET
【SR/SY】
 11483-49210 ガスケット,マグネットカバー

 少し、番号が異なりますが、互換性ありと考えて良いのかな??

 多分、パーツの統廃合や改良等でパーツNoが変わっているのだと思いますが、
クルマやバイクのパーツってこういうところがミステリーです。

 

 

 なお、上の写真の750用のステータ・コイルは、焼けてダメになったコイルのエナメル線を全て剥がしとって、新しいエナメル線を巻いたもの。

 エナメル線は1.2mmの太さのものを使ったのですが、ノーマルは1.0mmの太さだったようで、巻き数がかなり少なくなっています。

 なので、発生する電圧は少し減り、逆に電流値は増えるはず、です。

 残念ながら、これを取り付けて試してみる前に750カタナのエンジンが壊れてしまったので、効果のほどは不明です。

 今回の1100カタナのステータ・コイルのケーブル交換の際、この巻き直したコイルを試してみるの良いかな~と考えていたのですが、実際に現物を比べてみると750と1100では全然違うものだ、という事が判明し、ちょっと驚きました。