今年の9月のことですが、北アルプスの燕岳に登ってきました。そのことについて少し書いてみようと思います。
私は、登山は大した経験はありません。たまに近場の低い山でハイキングみたいな感じで歩くくらいです。
でも燕岳は今回で2回目になります。一昨年の夏に登山をやっている友人に半ば無理やり連れて行かれたことがあるのです。
この友人は高校以来の付き合いなのですが、登山に限らず、スキーとかもガンガンとストイックにいくタイプ。その時の登山も、夜明けと共に登り始め、午前中のうちに山頂に着き、昼過ぎには下山していた、という弾丸行程でした。
登っている最中にも、歩幅が大きすぎる!ザックのストラップがゆるい!と口やかましく注意され、休憩も立ったままで水を飲むくらい。休みすぎるとかえって疲れが出る。さぁ行くぞ! と鬼軍曹による訓練みたいでした。(会社の登山好きな人に日帰りで燕岳に行ってきたと話したら、普通は山小屋で一泊するのに、勿体無い、と言われました)
休憩所で楽しそうにオヤツを食べている登山客が本当に羨ましかった。
記憶に残るはキツイ登りと辛い下り。険しい山道だったという記憶しかありません。
そんな思い出が残る燕岳ですが、今回一緒に登るのは長野在住で元同僚のN君。一回り以上年が離れているのですが、割と気が会うのか、良く酒を飲みに行ったりしてましたし、バイク仲間*1でもあります。
このN君も登山がけっこう好きだそうで、山小屋で飲むビールは最高だし、星空もきれいですよ、今度燕岳に一緒に登りましょう!と以前からよく言ってくれていたのです。
そういう訳で今回の登山となりました。
N君はお父さんが登山家だそうで、燕岳の経験も豊富とのこと。山小屋の予約とかプランニングは全てN君に任せました。私が、前に登ったときは休憩もろくに取れなくて辛かった、というと、今回は途中での休憩も十分に取りながら、のんびりと景色を楽しみながら登りましょう、とのこと。
必要な持ち物もあれこれメールで教えてくれて、お膳立ては全て任せました。
今回は山の景色を楽しみながら楽しく登れるだろう、そう思いながら登山当日を向けました。
(其の2に続く)
*1:日光ツーリングに出てくるN君とは彼のこと。