自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

小さなテーブルの製作(その2)

 材料が集ったので、さっそく製作に移ります。テーブルの構造を文書で説明するのはとても難しいので、作業内容で説明に代えさせて頂きたいと思います。

 

 因みに使用する道具は、小さなノコギリにカンナにボール盤、それに金槌といったところです。どれも随分以前に買った安物ばかりですが、この程度の工作には十分なもの。しかし、普段は木工をしないのに、何で私はこうもいろいろな工具を持っているのでしょうね?我ながら不思議に思います。

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 構造としては、「すのこ」を脚として使って天板を支え、脚部分を中板で連結するかたちにします。

 まず「すのこ」を必要な長さに切ります。

 現物合わせというか、テーブルを置く場所で実際に座る椅子なども置き、改めて高さを検討していったら当初より低く40cm以下で十分ということになりました。

 「すのこ」は90cmの長さのものを二つ買ってきたのですが、これなら一つ十分でした。

 真ん中の連結用の板のところから切出します。当初は連結用の板が付いた状態で脚として使う予定だったのですが、早くも計画変更です。

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 鋸で切って左右二つの脚の長さや切断面の角度をカンナで整えます。寸法出しよりも左右が同じ形状になっていることが重要です。

 続いて組立用の穴をあけます。


 今回のテーブルは、分解/組立が可能とすることに拘りまして、M5のネジとナットで天板と脚を固定することにしました。

 ただし、ネジの頭やナットが目立つと見映えが悪いので、座ぐり加工をすることにします。

 その為に今回手に入れたのがこれ。

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 Φ12の座ぐり用ドリル。近所のホームセンターでは、小さいサイズがΦ15までだったのでネットで購入しました。

 

 座ぐり穴加工すると、グッと見映えが良くなりますね。

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 各部材のねじ止め部分に穴あけ加工を施します。穴の位置関係がずれないように気をつけねばなりません。ネジの頭とナットが隠れるように座ぐり加工をします。

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 が、中板の取り付け部材の穴が一か所ずれてしまいました。どうも計算間違いをしてしまったようです。本当なら作り直すところですが、殆ど目に触れない場所なので、追加で穴をあけてそのまま使うことにしました。

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 しかし、ボール盤があるとこのような穴あけ加工が楽ですね。楽しく作業できました。


 中板はこのようなベニア板を使います。この板を使おうと考えた元々の理由は単に安かったから。(1枚が110円) でもこのパンチ穴(というのかな?)が空けられた板がデザイン上のアクセントになるかも、とも考えたのです。

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 天板への脚の取り付け幅に合うように鋸でカットし、カンナで整形し、端の方にヤスリをかけてささくれ立った部分を出来るだけ取り除きます。

 この板は片面に白い化粧紙が貼られているのですが、こちらは下向きにし、地肌が向き出しの方をあえて表面として使うことにしました。


 全ての部材の準備ができたらパーツ毎に組み立てていきます。


 まず、天板となる2つの板を脚との連結用の部材で固定、繋ぎ合わせます。

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 最初は釘で固定しようと思っていましたが、板が微妙に反っていて、しっかりと固定できなかったので木ネジで固定することにしました。

 しかし、連結用の部材の太さは24mm角あり、ネジの長さが足りない*1ので、結合用部材にΦ6のドリルで半分くらいまで穴を掘り、さらにΦ3の穴を貫通させておきました。

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 これで十分に天板にネジが届くようになり、一枚の板のようにがっちりと固定されました。

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 中板の方は薄いベニア板なので、釘で固定しました。

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 こちらはあえて真ん中を少し空けてみました。 ピッタリとくっつけるより、こうした方が良いだろう、とその場での思いつきです。

 

 

 これで各パーツが出来上がったので、仮組みしてみます。

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▲座ぐりしていると市販品のようで、自己満足度「とても大」です。

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▲中板の裏側はこのように白い化粧紙が。普段は目に付かないところです。

 

 穴あけ加工の際に逐次確認していたので、スムーズに組み立てられました。

 全てのネジをきちんと締めるとガッチリと締まった感じになり、横や斜めから押してみても歪んだりせず、十分な強度があるようです。

 しかも脚の四隅もきちんと床に着いていて浮いている所は無く、ガタつきも有りません。

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 手直しや修正が必要なところは無さそう。思っていたより上手く出来ました。

 

 <次は塗装を行います>

 

座ぐりカッター 12mm

座ぐりカッター 12mm

 

 

*1:3.5Φの太さのタッピングネジを選んだのですが、一番長いものでも20mmしか有りませんでした。