当初は手持ちのジェットやニードルでチョコチョコっとやれば済むだろう、と思っていたFCRのセッティング見直しですが、だんだん深みにハマりつつあります。
クリップを2段まで上げてもまだ1/2付近から上が濃い状況は解消しきれないのは、前回書いたとおり。再度ニードル径が少し太目の#OCEMQを試してみたりもしましたが、どちらも変わらず。
段々と良い方向には来ているので、本来なら更にクリップ位置を上げていって最適なニードルのセッティングを追及するのが正しいやり方。
...が、セッティング経験の浅い私は、もしかしてメインジェット(MJ)が大きすぎるのだろうか?という疑念(邪念?)が出てきて、迷走が始めました。
ニードルのクリップ位置を変更する作業に飽きてきたのと、2段もニードルを下げてセッティングが出ないのは他に原因があるのでは?と思ってしまったのです。
バイク用品店に向かい購入したのは#122のMJ。今付けている#128より二つ下のサイズにしてみました。
▲左が購入した122番のMJ。右が比較のために並べてみた138番。孔のサイズが違うのが分かります。
意気揚々と帰宅して早速MJを交換。
MJはキャブレターを外さなくても、このように手先の感覚で下側から取り外し/取り付けが出来るのですが....
今回はなかなか上手く行かず、特に内側の2番シリンダーのMJがどうしても取り付ける事が出来ず、痺れを切らして結局こうなりました。
何だかんだで10分以上も手こずっていたのが5分で終了。まさに“急がば回れ” 。
ようやく交換作業が終わり早速走ってみましたが、全開域はともかく1/2~3/4くらいの開度の状況は全然変化無しでガッカリ。
やはりニードルの問題なのだろうか、半ばヤケクソ気味にニードルのクリップ位置を1段目に上げてみたところ状況は更に改善。
クリップ位置を上げてニードルを下げる度に改善してきて、それでいて悪化している部分は無し。という事は、更にニードル位置を下げてセッティングを探るのが良さそうです。
しかし、もうクリップは上限に達しているので、サイズの違うニードルを買わねばなりません。*1
ケイヒン [ KEIHIN ] FLAT-CR ジェットニードル FCRφ35-41用 #OCETN (N427-OCETN) [ 品番 ] 26990005/OCETN
- 出版社/メーカー: ケイヒン(KEIHIN)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
まさかここまでセッティングを大きく弄ることになるとは....
<続く>
<今回確認したセッティング>(2015年7月4日追記)
- スロージェット : #45
- ニードル : #OCEMP(クリップ:上から1段目)
- メインジェット : #122
- パイロットスクリュー : 1回転戻し
- エア・スクリュー : 1回転戻し
※ニードルは#OCEMQも試したが、1/8~1/4の領域が少し異なるだけで他は同じ印象。
“P”はトルク感があるけれど少し濃い印象。“Q”の方が若干好印象。
*1:クリップを一番上、若しくは一番下にしても間に合わない場合のために“切り上がり” の異なるニードルが用意されています。ニードルのテーパーの始まる位置、つまり細くなり始める位置が異なるのです。