ニードルは種類が豊富であるが故、普段よく行くバイク用品店では全ての種類を在庫しているとは思えず、無駄足を踏まないようにネットで注文することにしました。
注文したのは#OCETQ。
ニードルは細長い棒状で先端の方は細くなっていて正に“針”のような形をしております。
ニードルの指定は
- 径の太さ(ストレート径)
- 先端の細くなっていく角度(テーパー角)
- テーパーが始まる位置(切り上がり)
の三つがあります。
“#OCETQ”を例にすると、末尾から“Q”がストレート径、“T”が切り上がり、“E”がテーパー角を示しています。
ストレート径はアクセル開度1/8~1/4に影響し、現状の感じからすると “P” にするか“Q” にするか迷いましたが、“P” だと若干燃調が濃いような感じだったので “Q” にしてみました。
切り上がりは現状の“M”から7段階下がった“T”。
テーパー角はアクセル開度1/4~3/4さらには全開域にまで調整範囲が及ぶので、この際だから燃調が薄目になる“D”を注文したかったのですが、これを扱っているところが見つからず、やむなく今までとおりのテーパー角の “E” にしました。
上記の表からすると物凄くたくさんの形状の組み合わせパターンがあるのですが、実際に流通しているニードルはある程度の売れ筋のものに絞られているようです。(ストレート径は細かく選べるけれど、切り上がりやテーパー角は数パターンに絞られているようでした)
なので、切り上がりにしてもテーパー角にしても、これしか選べなかった、というのが実情です。
ところで切り上がりについてですが、ケーヒンのマニュアルによると、切り上がりの1段階がニードルのクリップ位置を一つ変えるのと同じと書かれていますが...
実測したところ、クリップの間隔は0.9mmでした。
それに対し、切り上がりの指定は0.45mm刻み。
どうもマニュアルに書いてあることは違うような気がします。マニュアルを信じると、#OCEMQの1段目と#OCETQの7段目が同じとなりますが、寸法値からすると、#OCEMQの1段目と#OCETQの4段目が同じということになると思うのです。
実際はどうなのか?装着してのお楽しみ?です。