自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

FCRのセッティング(その10~ニードルのセッティング)

 今週末は生憎の天気になりそうですが、梅雨空の隙をついて新たに入手したニードルの交換作業を行いました。

 

 写真の下側が入手した#OCETQ。上側は#OCEMQ。見た感じは全然区別がつかないですし、触ってみた感じでも判別は不能です。

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 他のニードルと区別するには刻印で確認する他ありません。

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 ともかく、早速キャブレターに組み込んでセッティング作業を行います。

 クリップ段数はとりあえず上から3段目にしました。これまで入れていた#OCEMQの1段目の一つ上に相当するはず、と考えてです。多分、大分良い感じで走れるはずです。

 

 シートを外し、サイドカバーを外し、ガソリンタンクを外してFCRのトップカバーを外し、ニードルを入れ替えます。再びガソリンタンクを載せ、サイドカバーを付けてシートの載せて作業完了。で、早速試乗。

 

 エンジンを掛けて暖気している段階でちょっと空燃比が薄目かも、という感じはしました。でも割と普通に走れます。

 しかし、アクセルを大きく開けて1/2を過ぎたあたりでいきなり失速しました。一瞬、エンジンが失火でもしたような感じで、まともにエンジンが吹け上がりません。

 かなり燃料が薄すぎる模様。予想とは全然違う結果で驚きましたが、ニードルの問題であるのは間違いないのでクリップ位置を変更してみます。


 一つ下げて上から4段目に。

 かなり改善されましたが、まだアクセル1/2くらいから全開域にかけてのパワー感がありません。特にアクセルを全開にしても全然パワーが無い。

 

 するとまたしても邪念が。

 もしかしてメインジェットを絞り過ぎたせいではないか?1/2開度から全開まではメインジェットの守備範囲でもあるし。

 しかし今はニードルのセッティングを探っているのだから、一段ずつクリップ位置を下げていって確認しないとまた回り道をすることになりそう。

 

 シートを外しから始まるニードルの変更作業を行い、走って具合を見る...を繰り返します。セッティングのセオリーに従い、黙々と作業をこなします。

 

 クリップ位置を5段まで下げるとかなり良い感じになってきました。でも念のため、6段目も試してみなければ。

 

 これがビンゴでした。

 吹け上がりが軽く滑らかで、なんというかエンジンフィーリングが“柔らかい”感じ。アクセルオフから全開域までの吹け上がりやパワー感のつながりも良い。

 1100カタナにFCRを装着してからずっとセッティングをいじって来ましたが、“今まで一番良い!!” といえるくらいです。

 

 もう一段下げると、先週までの#OCEMQの1段目と同じような感じになるのは間違い無さそうなので、これでニードルのセッティング完了としました。

 結論としては、#OCEMQの1段目 = #OCETQの7段目  ですね。

 

 

 ただ、アクセル全開付近でのパワーが今一つのような感じがしたので、今度はメインジェットを探ってみることにしました。MJが決まればセッティングは完成と言ってもよいでしょう。

 #122から#128に戻してみます。

 しかし、交換が済んだところで雨が降り始めてきました。

 梅雨らしいシトシトとした雨が降り続いてしまい、残念ながら実走での評価は持ち越しとなりました。

 

 

 <今回確認したセッティング>

  •     スロージェット : #45
  •     ニードル    : #OCETQ(クリップ:上から6段目)
  •     メインジェット : #122
  •     パイロットスクリュー : 1回転戻し
  •     エア・スクリュー : 1回転戻し

 ※ニードルを#OCEMQ(1段)から#OCETQ(6段)へ変更。

 ※MJを#122から#128に変更したけど降雨のため評価は未。