自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2015北海道ツーリング・リベンジ~二日目(その2)

 増毛の町を出発して、暫らく走ると先行していた先ほどの2台のXL250Rが見えてきました。


 1台が左前でもう一台が右後ろというポジションを組んで、速くはないけれど決して遅くはないペースでコーナーもきれいに走っていく。前後の間隔も短めで、まるで熟練パイロットの編隊飛行のよう。

 二人の走りのリズムというか呼吸はぴったり。もう何十年もこうやって走ってきたんだろうなと思う。追い越さずに少し間を置いて二台の走りを眺めました。

 

 二台は途中で留萌の黄金岬の方に向かっていったので、また一人での走行です。


 空は雲がちょっと多めだけど左手に見える日本海はとてもきれい。国道232号線はやはり走っていて気持ちが良い。寒くもなく暑くもないし最高のツーリング日和。

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 少し内陸側の道は緑の多い丘陵地帯。緩やかな坂を上りきると、広い緑の原野に道路が一本通っていて、数台のクルマやバイクが走っている景色が広がる、という具合。青い空と緑の大地がとてもきれい。わざわざ北海道までツーリングにやって来た甲斐があったというもの。(残念ながら写真は撮ってきませんでしたが、自分の技術ではその景色を上手く撮ることは出来なかったと思います)

 

 

 そろそろ昼飯の頃合い。何か無いかな?とツーリングマップルを眺めると、羽幌に「北のにしん屋さん」という“えび丼など海鮮丼が安い”と書かれたお店があったので、そこで食べることにする。

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 ツーリングマップルで紹介されているせいか、バイクが沢山止まっています。休憩のたびに見かけるバイクも何台かいます。多分同じフェリーで小樽に上陸したライダー達でしょう。

 あまりにバイクが多いせいか地元のオバちゃんに “いいねぇバイクに乗って遊んでられて” とチクリと言われてしまった。(言葉ほど嫌味は感じなかったので腹は立たなかったけど) “ええ、お陰様で”と答えたらニコっと笑ってお店に入っていきました。

 

 お店はライダー以外のお客さんも多くて満席。30分くらい待つことに。

 注文したのは三色丼。具材はその時々で変るそうです。

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 昼食を終えた時点で時刻は12時半。予定より大分遅れています。今頃は稚内に着いているんじゃないかと思っていたのですが。

 まぁ慌てる理由も無いので、北を目指して黙々と走ります。

 

 このあたりから皆それぞれのルートに分かれていくようで、今迄休憩の度に見かけていたバイクも目に付かなくなってきました。バイクの数自体もあまり多くは無くてちょっと寂しい。

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▲道の駅「富士見台」にて。

 

  サロベツ道道106号に入ったのは午後2時を過ぎてから。

 空はいつの間にか曇天になっていました。利尻富士も雲(というか靄?)で見えず。本来ならば、原野の中を延々と続く真っ直ぐな道にテンションは最高に上がるのだけど、曇りだと楽しさは半減してしまいます。

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▲道が地平線に消えていく日本屈指の直線道路、なのですがこの空模様ではテンションは今一つ上がらず。

 

 おまけに少し雨が降ってくる始末。カッパを着るか迷うけど、先の方の空は明るかったのでそのまま走り続ける。幸い5分も走ったら雨は止みました。

 

 雨は止んでも曇天のままで気分は今一つ盛り上がらないまま、何となくノシャップ岬に行く。

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 随分前に来て以来なのだけど、正直言ってあまり心に感じるものは無かった。何となく寂れた感じがしてしまうのも天気のせいだろうか。なので、トイレに寄って直ぐに出発しました。

 <続く>