コールマン PEAK1ストーブの再レストアの続き、タンクの塗装です。
今回の反省/教訓から、塗料はガソリンに耐性のあるものだけを使うことにしました。2液混合型のウレタン塗料が最強なのですが、今回はエナメル塗料を使ってみることにしました。
理由は、
- エナメル塗料もある程度のガソリンの耐性があるらしい。
- 安い(一本千円前後。2液混合のウレタンスプレーは2千円以上)
- ふつうのスプレー塗料と同様に、使い残しは後で使うことができる。(2液混合ウレタンは、一旦液を混合させると24時間で固まってしまうので、余った分を後で使うことができず勿体ない)
というものです。
ただ、難点は入手性。周辺のホームセンターでは取り扱っていなくて、通販で購入しました。
今回も緑色に塗ります。届いたスプレー缶のキャップを見る限りは希望の色に近そうです。
今回は下地塗りは無しで直接エナメルスプレーを塗ってみました。
▲段ボール箱で即席の塗装ブースを作りました。
エナメル塗料ですが、ラッカーに比べて一度の吹きつけで塗られる塗料が多いようです。ラッカーのスプレー缶と同じような感じで塗っていたら何か所か垂れていました。 アウトドアで手荒く使われるモノなので細かいところは気にせずそのまま塗り進めました。
2~3回重ね塗りして塗装完了。塗料が一種類だけだと早いです。
肝心の色はちょっと明るめの色。もう少し青が入っていれば良かったのですがまずまずの色。乾燥してきたら少し落ち着いた色になったような気がします。
▲左のModel576の色が理想なのですが、これも良い色です。
塗料が乾燥するのを待ちパーツを組み付けて完成。塗料が一種類だけなので、前回に比べ塗装に要する時間と手間かからず、早く作業が済みました。
前回同様、自作のステッカーを張り付けました。何枚もベタベタと貼るより“Coleman”の赤いロゴ1枚貼るだけで十分な気がします。
エナメル塗料のガソリン耐性
ところで、実際のところエナメル塗料はガソリンにどのくらいの耐性があるのか?
テストしてみました。
塗装のときに敷いていた新聞紙の塗料が付着した部分を切り取りガソリンに浸してみました。
▲ガソリンから引き上げて指でこすってみても塗料は付着しませんでした。
3分以上浸しましたが塗料は全く溶けていませんでした。予想以上にガソリンの耐性があるようで一安心。
ストーブにガソリンを給油する際に、必ずといっていいくらいこぼれてタンクに付着するのですがこれだけ耐性があれば安心です。
塗装面も完全に乾燥した状態ではかなり丈夫そうな感じです。
エナメル塗料は乾燥しても柔軟性もあるそうだし、バイクの塗装にも結構適しているのかもしれません。今回初めて使いましたが、今後もいろんなものに使ってみようと思いました。
<以上>