39ΦのFCR(以下、FCR39)を入手して、まずは分解して内部のチェック&OHをして、それから実走行しながらジェット類のセッティングと作業を進めたのですが、先にFCR39で走った感想とかから書こうと思います。
FCR35とFCR39の比較
FCR35からFCR39に付け替えの際に二つを並べてみました。
スピゴットの太さが違う以外は外見上の違いは見当たりません。(当たり前ですが)
▲左がFCRの35Φ、右が39Φです。
エアフィルターやエアファンネルを取り付ける部分の形状や寸法は全く同じです。
なので、従来使っていたパワーフィルターはそのまま使用が可能です。
FCR35より一回り太いFCR39のスピゴットですが、苦労することなくインシュレーターに納まりました。ノーマルのキャブレターの口径が34Φなので、それに比べてもだいぶ大きいのですが、取り付けで苦労するところはありませんでした。
因みに、FCR35を外すとき、アクセルワイヤーのリターン側(アクセルを閉じたときにキャブレターのバルブを閉じる方向に引っ張る方)が切れているのを発見。アクセルを戻した時は普通はキャブレターのリターンスプリングの力でバルブが閉じるので、ワイヤー切れに気が付かなかったようです。
今までバイクに乗ってきてアクセルワイヤー切れは2~3回経験しています。頻繁に切れはしないけれど、タイコの部分が引っ掛かっていたりするとタイコの根本部分のワイヤーにストレスが掛かって直ぐに切れてしまうので、この部分がスムーズに動くかはチェックしておいた方が良いです。
クラッチワイヤーの補修のときと同様にこちらもタイコの根本で切れていて、ワイヤーの長さ的には余裕があったのでタイコを付け直すだけの補修としました。
▲作り置きしていたタイコにワイヤーを通し...
▲ステンレスのハンダで固めてヤスリで整形。
アクセルワイヤーを補修してようやく取り付けです。
まず最初はエアファンネルを付けてみました。
エアファンネルはちょっと憧れだったんですよね。
FCR35は最初からパワーフィルターを装着して使っていたし、付属していたエアファンネルは“使わないから”とヤフオクで売ってしまい、後になってからエアファンネルを試してみたくなったときにはファンネルを処分したことを後悔していました。
赤いエアファンネル付きのFCRが付いたカタナはちょっと格好良く見えました。
ちょっと長くなってしまったので走った感想は次回という事で。