自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

取り付けフックを自作し古いスキーキャリアを取り付ける(後編)

 前回の続きです。

 とりあえず形になったステーに厚さ1mmの薄いゴムシートを貼りつけます。貼る部分はクルマのボディと接しそうな部分で傷防止のためです。

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 続いて塗装。

 今回の塗装は着色というよりステーをコーティングすることが目的です。そうすることでステーの錆び防止とクルマに傷を付けるリスクを減らせれば。

 本当なら、塗装する前にクルマにキャリアを装着してフックの具合を確認したいのですが、フックの出来栄えにはそこそこ手応えがあるし、次の休日までの時間が勿体ないので先に塗装をしてしまう事にしました。

 

 ともかく、そういう訳で選んだ塗料は「ビニール系塗料」というもの。名前からして分厚い樹脂っぽい丈夫な塗装膜ができるのでは?と期待しての選択ですが...

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 実際に塗ってみるとドロッとした粘度の高い塗料。期待通り分厚い塗装膜が出来そうです。(塗装中の写真は撮っていません)

 


 2日程乾燥させたところではあまり乾燥による痩せは少なくて厚目の塗装膜となっています。が、あまり丈夫な塗装膜では無さそうです。(ちょっとぶつけただけで簡単に剥げてしまいました)

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▲黒く色を塗ったらグッと見映えが良くなったような気がします。左端はノーマルのフックです。

 

 

 

 そしてようやくキャリア装着のときが来ました。

 

 スキーキャリアを置き、

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 ピラーの位置を基準にして位置決めして

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 ステーをビスで留めます。

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 ピッタリ、ガッチリとキャリアを固定できました。ちょっと乱暴にキャリアをゆすってみても問題なし。

 

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 ついでなのでー工夫。フックの取付け部分は車体中央に向かって狭くなっているので、フックのずれ防止に左右にゴム板で作ったストッパーを張り付けました。端の方は滑らかなテーパー処理にしたのでドアのゴムモールにも優しいかな、と思います。

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▲ストッパーの端をテーパー処理したのでモールも殆ど傷まないでしょう。

 

 

 最後にキャリア端にカバーを取り付けて完了。

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 スキー板も載せてみました。

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 これで再びキャリアにスキーを積んで出かけることができます。
安価な材料費とちょっとした工夫と手間で使えなかった物が使えるようになる、というのはDIYの醍醐味。大満足の工作でした。

 


【今回かかった材料費】
  • 鉄板*1158円×2つ=316円
  • 1mm厚のゴム板(手持ちの端材を使用。購入しても100円くらいのはず)
  • ビニール系塗料580円

 

 

【今回使った工具】
  • 金ノコ
  • 小形万力
  • 金槌
  • ミニボール盤(電動ドリルでも可)
  • Φ5mmの鉄工用ドリル

 

*1:建築金物で“帯金物”というものです。S-65というサイズのものです。