今回は(というか今回も)バイクとは全然関係無いイヤフォンの話です。
先日、3,000円以下と価格が安くても音が良い、というイヤフォンを特集した記事をいくつか見つけました。
私はイヤフォンにそれなりに拘るのでこういう記事には大いに興味を惹かれます。しかも安くて良い音というのが嬉しい。
イヤフォンは、iPodのブレイクと共にカナル型といういわゆる“耳栓型”イヤフォンが大流行。SHUREというメーカーのE2cというイヤフォンが火付け役だったように思います。
職場の同僚から“シュアーとかいう耳栓型の凄く音の良いイヤフォンがあるらしい”と教えてもらったのがこれで、私も直ぐに飛びつきましたし、職場でも何人か使っていました。当時確か9,000円位。
それ以来高級イヤフォンに嵌って散財したものですが(“高級”といってもそこそこの価格のもの。上には上の恐ろしい値段のものがゴロゴロしていて、本当に嵌ると大変なことになります)、音は良くても直ぐに断線したりして壊れてしまう事に嫌気がさし、値段は安くてもそこそこ音の良いイヤフォンが登場してきたこともあり、今はお手頃価格のイヤフォンを愛用しています。
▲SHUREのE2cも断線が多く、私のもジャック付近で断線してしまいました。コードを交換したりして修理している人も多いようで、いつかは修理をしてみようと思いつつ引出の奥で眠っています。
今使っているのはビクターJVCのHA-FX3Xと、フィリップスのSHE-9700というイヤフォン。そして新たに購入したオーディオテクニカのATH-CK330Mです。
JVC HA-FX3X
HA-FX3Xは確か3千円台半ばで購入。音は重低音が強調されつつも高音もしっかり出ていて解像も良いと思います。ただ少し中音が弱いようで所謂"ドンシャリ系"っぽいです。でも全体的にとても綺麗な音だと思います。
重低音がズンズンと響くのでリズム感が強調され、ロックなどは楽しく聴けます。ただちょっと聴き疲れすることも。静かな曲でも長時間聴いていると少し疲れるような気がします。
太目のコードは絡みにくいしイヤフォンのボディもかなり丈夫な感じ。購入以来、主に通勤のカバンに入れて持ち歩いていますが、断線することも無く今も現役です。
フィリップス SHE-9700
HA-FX3Xに続いて購入したのがSHE-9700。
Amazonで扱っているアウトレット品を購入したものでたしか2千円前後でした。
HA-FX3Xの音質に聴き疲れを感じたことと、低価格なのに凄く音が良い、とネットで評判だったので興味をおぼえて購入。
パッケージを含め見た目はチーフだったけど、音を聴いてみると評判にたがわず良い音。低音が強めだけど全体的には落ち着いた音。最初は地味な音に感じるけど、聴いているうちにいい音だな、と思えてくる不思議な感じ。
若干音に篭った感じがあったけど、イヤーピースをオーディオテクニカのものに変えたら音の輪郭がくっきりした良い感じになりました。
なお、購入した後で知ったのですが、フィリップスには"ゴールデンイヤー”という称号を与えられた凄耳の職人達がいて、音造りに携わっているとのこと。それまでオーディオのイメージは無いメーカーでしたがすっかり印象が変わりました。
因みに、SHE-9700はSHE-9710 → SHE-9720にモデルチェンジを重ねて、現状は3千円台半ばの実売価格で推移しているようです。
ところがどういう訳かAmazonでは今でもSHE-9700が売られていました。値段も以前と変わらず2千円ほど。
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音質的には後継機種も殆ど変らないようなので(逆に“悪くなっだ、という評価する人もいるらしいですが)、こちらを買った方がお得かもしれません。
オーディオテクニカ ATH-CK330M
そして、今回記事を読んで買ったのはオーディオテクニカのATH-CK330Mという実売価格が2千円程度のイヤフォン。
高音や低音が強調されているわけでは無くバランス良く音を鳴らす、と評価されているので聴きやすそうだな、と思いました。
聴いてみると確かに低音から高音までバランスが良くて聴きやすい音だと思いました。SHE-9700を少し華やかな音にしたような感じで気に入りました。
“8千円位のイヤフォンに匹敵する音”というレビューもありましたが、そのとおりだと思います。
ただし大きな欠点も。コードのタッチノイズがとても大きく、コードが服とかに触れるとガサゴソという大きな耳障りな音が派手に伝わってきます。低価格を実現するためにコードの素材をケチつているのかもしれません。
ただ、これはイヤフォンのコードを耳の後ろに取回す所謂“シュア掛げをしてやれば解決しました。嘘みたいにタッチノイズは抑制されます。(ちょっとイヤフォンの装着が面倒ですが)
シュア掛け - Google 検索
このイヤフォンもイヤーピースをいろいろ変えて試しているところです。今のところ、maxellのピースが良さそうな感じです。
(カナル型のイヤフォンは、イヤーピースを変えるとかなり音質が変わるので面白いです。これの比較についても書くつもりです。)
という訳で、今は3本のイヤフォンを使い分けています。
イヤフォンは奥が深く面白いです。