昨年の秋、調子の崩れたエンジンの原因を探るため、IGコイルやコード、さらにはプラグなども交換したのですが決定的な要因ではなかったようで、エンジンが絶好調の状態には戻りきらず、モヤモヤした気分で冬場を過ごしていました。
で、いろいろと考えた結果、もしかするとキャブレターのフロート室の油面が適正値では無いのではないか?という気がしてきました。もしかすると油面が高すぎなんではなかろうか。
そのとき、既にFCR39Φを装着していました。FCR39は入手後に一旦バラバラに分解して状態チェックはしたのですが、フロートの高さまでは確認していませんでした。(4つの高さが揃っていることは確認しましたが)
それでカタナの冬眠明けの整備としてキャブレターのフロートの高さの確認、調整を行うことにしました。
数ヶ月ぶりにカタナのタンクを下ろし、キャブレターを外してフロート開けてフロートの高さを測定。
ケーヒンのマニュアルによると標準は9mmですが、測定値は8mmくらい。これだと油面は1mm高くなるはずで混合気も濃い目になるはず。やはり見てみるものです。
調整範囲内(9mm±1mm)にはギリギリ入ってそうですが、標準値に合わせることにしました。
▲矢印の部分の角度を少し曲げて調整します。
▲曲げ幅はほんのちょっとです。
フロートの高さが9mmなるよう仮組みしては少しずつ調整し、
4気筒とも全て同じようになるよう調整します。
これで多少気分はスッキリしましたが、標準値からずれていたとはいえ調整範囲内。本当にこれが要因かな?という気もします。
もちろん、せっかくキャブレターを下ろしたので他の部分も確認しました。
これについては次回ということで。