自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊1日目(前半)

 予定通りAM4:30に小樽港に入港。入港前では“小樽は小雨”のような船内アナウンスもあったけど着いてみると薄曇りではあるけれど雨は大丈夫そう。

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 到着時刻の15分位前には4輪の乗員の車両甲板への案内が始まっていたので、以前のような混雑はありませんでした。

 

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 やがて2輪のライダーの車両甲板への案内も開始。予想していたよりも早くてどうやら自分がライダーの中では最後に車両に降りて行ったっぽい。5時ちょっと過ぎには北海道に降り立っていました。

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 小樽というか北海道の早朝は真夏でも肌寒い。今年新調したメッシュジャケットではちょっと、いや結構寒い。(ジャケットの下は半袖丁シャツ)

 

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 走り出して直ぐに目に付いたコンビニに入り、缶コーヒーを飲んで一息つき、ジャケットの内側にインナーを取り付ける。これで風が肌に直接当たらなくなり、グッと快適になりました。

 S氏は留萌でキャンプしているとのことで、そこで合流予定。普通に走っていけば丁度良い時間に着くだろう。

 浜益のセイコーマートでおにぎり(筋子とシーチキン)と卵焼きを買って朝食を食べ、増毛に少し寄って8時半に留萌の黄金岬キャンプ場に到着。

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▲浜益村で見かけた懐かしい雰囲気のお店。昔は海水浴場の近くにこんなお店が必ずありました。

 

 

 Sも既に出発準備はできていて、いよいよツーリングの開始。稚内に向かって突っ走る、と思いきや、Sの昨夜のキャンプでのゴミ捨て(弁当の容器や食材の袋程度ですが)とスイーツ補給のため直ぐ近くのセイコーマートにピットイン。

 我々はスイーツ好きで、北海道ツーリングではセイコーマートの「メロンソフトクリーム」や「メロンクリームソーダ」が大の楽しみ。

 しかしSが深刻そうな顔で言うには、“昨日3件ほどセイコーマートをまわったが、メロンクリームソーダがどの店にも置いていない、今年はこの商品は販売されていないのかもしれない”とのこと。確かにこの店にも無かったし、以降も見かけることは無かったです。

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▲メロンクリームソーダ。(2013年撮影)

 

 幸い「メロンソフトクリーム」は健在。しかしその隣にあった「メロンバニラパフェ」という商品に目が吸い寄せられる。

 なかなかのボリューム。“朝からヘビーだ”といいながらパフェを平らげ、今日のルートを相談。

 相談といってもオロロンライン~宗谷~猿払公園でキャンプ、というのはほぼ既定路線。予定通り行くことを確認し、互いにダイソーやホームセンターで買いたいものがあったので、羽幌に給油を兼ねて寄ることを決めた程度。

 

 「メロンクリームパフェ」は甘すぎず美味しかったです。

 


 羽幌で買い物を済ませ、ふと道路の向こうを見ると去年食事した「北のにしん屋さん」が目に入った。若干早めだけど昼食を食べることにする。

 今回チョイスしたのは「海鮮丼・中盛」。(値段は確か1,800円だったような)
サンプル写真はなかなか豪華だったが、出てきたものはそのとおりというか期待以上の豪華さ。沢山の魚介類がのった丼に海老の吸い物も美味しく、大満足。ツーリングーつ目の食事から大当たりで幸先が良い。

 

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▲食べかけのもので失礼します。丼が豪華で写真を撮るのも忘れて大喜びで箸をつけてしまったもので。いったい何種類の海鮮物が入っていたのだろう。写真を見ているとまた食べたくなります。

 

 

 羽幌から割と近<に三毛別の羆事件の跡地があります。何気なくSに行ってみる?と訊いたら意外にも“行きたいと思っていた”という。

 稚内方向とは逆になるけれど、時間は十分にあるので行くことにした。

 自分はずっと前に一人で行ったことがあるけれど、かなり怖かった印象がある。

 現場付近数キロ(十数キロ?)は完全に人里から隔絶され、いまにも羆が出てきそう。

 ここに至る道中で見かけたクルマは無し。自分以外誰も居ないのは明らか。何かあったら直ぐに逃げられるようバイクを出口に向けて停め、キーはバイクに挿しっぱなし。 小説「羆嵐」の雰囲気そのもので、濃密な静けさが実に恐ろしく、恐々現場を見てさっさと戻って(逃げて)きました。

 

 今回は二人いるから何とかなる(?)だろう。でも現場は以前と同じくヤバそうな雰囲気。やはりバイクは出口に向けてとめる。現場の広場(駐車場)に入るとき、一瞬強い獣臭がしたように感じたのは気のせいだったのだろうか?

 

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 しかし、幸いにも今回は次々と観光客がやって来ました。これだけ人がいれば羆も出てはこないだろう。(それでもどうも落ち着けなかったけど)

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▲これは事件当時、羆が残した爪痕だそうです。

 

 けれどもここから更に奥に進む林道(柵で通行止め)はとても濃密な雰囲気で、ここは羆の生息地なんだと強く感じました。

 

<続く>

 

 

 

羆嵐 (新潮文庫)

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