自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊5日目(豚丼かカツスパか)

 北海道最終日の朝。

 5時少し前に目が覚める。早朝だけど既に結構な人が起きています。キャンプ場の朝は早いです。

f:id:sword749:20160823224033j:plain

f:id:sword749:20160823224029j:plain

 

 例の若人二人は既に準備を整えて出発するところで、ギリギリで見送る事が出来ました。彼らなら苫小牧までちょいと一走りってとこかもしれない。

 

f:id:sword749:20160823224031j:plain

f:id:sword749:20160823224030j:plain

 自分は湖畔の温泉に。先ほどまで地元の方が入っていてお湯を流していたのでかなりの熱さ。既に湯船からの湯の排出は止めてあったので、少し経つとだんだん良い湯加減になってきました。*1

 朝の温泉は清々しくて気持ちが良いです。

 

 

 温泉から上がってコーヒーを淹れて一息ついたら出発準備。時間はあるけれどあまりのんびりもしていられません。 

f:id:sword749:20160823224034j:plain▲周りのライダー達も出発準備を整えています。

 

 周りのライダー達も慌ただしく荷物を片づけ次々とキャンプ場を出発していきます。

 毎度のことなのですが、こうしてライダー達が次々と発っていくのをみていると何だか取り残されたような気持にもなり、焦ってしまいます。

 

 荷物をカタナに積んで、出発する前に何気なくウインカー、ブレーキランプの点検をしたら、リアブレーキを掛けた時のブレーキランプの点灯が甘い(かなり強く踏み込まないと点灯しない)のに気付き、調整。

 調整しているうちに額からは汗が流れ落ちてきます。いつの間にか日差しも強くなっていて、今日も快晴です。

 

 

 時間は十分にあるので、まず摩周湖へ。

f:id:sword749:20160823224035j:plain
▲こちらは摩周湖に向かう途中の硫黄山

f:id:sword749:20160823224038j:plain

 空は快晴。摩周湖には分厚い霧が掛かっていましたが徐々に霧が晴れてきて、鏡のような湖面が出てきました。2013年と同じような波の立っていない鏡のような湖面。摩周湖は朝方が狙い目なのかもしれません。

f:id:sword749:20160823224037j:plain

f:id:sword749:20160823224036j:plain

f:id:sword749:20160823224039j:plain



 摩周湖から下って、国道沿いのセイコーマートで一旦休憩。

 人気観光地だけあってセイコーマートの駐車場にはツーリングのバイクが沢山。
 隣のバイクの方が“やっぱりカタナはノーマルのウィンカーがいいですね~”*2と話しかけてきた。似たような年恰好でカタナにも詳しそう。ちょっとカタナ談義で盛り上がる。

 ツーリングではこういうちょっとした会話が楽しいです。

 

 改めて今日のルートの詳細を検討します。まずは白糠方面の「道の駅 しらぬか恋間」を目標とする。

 国道をトレースするだけで詰まらないので、多少なりとも今まで走ったことのない道をとなるべく道道を使います。

 国道243号を少し走って道道53号に入り、摩周駅の前を通って南西に進みます。道道(本州では県道)とはいえ道幅も路面コンディションも上々で、交通量も少ないので気持ちよく走れます。

f:id:sword749:20160823224041j:plain
摩周湖では暑いくらいだったのに、曇ってきて気温も下がって来たので、ジャケットにインナーを装着。コロコロと空模様が変わります。

 


 快調に走ってきたけれど、国道240号に入り釧路方面に近づいてくると急に交通量が増えてペースダウン。まともに国道を進んでいたらかなり時間をロスしそうなので、釧路空港の近くで裏道に入って庶路に抜ける。そこから海沿いの国道38号出て、少し東側に戻って道の駅「しらぬか恋間」に到着。良い判断だったと思う。

f:id:sword749:20160823224044j:plain

 

 時刻は11時を少しすぎたところ。ここで早めの昼食にしよう。

 何を食べようか。豚丼にしようかそれともカツスパというのも食べてみたい。カツライスというものも惹かれる。

 どれにしようか?迷っていたら、昼食はカツライス、そして夕食用に豚丼の弁当を買ってフェリーで食べるというプランが閃く。これなら両方を楽しめる。

 そしてどうせならカツライスは「ムーンライト」の本店*3が近くにあるらしいので、そこで食べることにしよう。

 ということで豚丼の弁当を買って道の駅を出発。

 JR「西庶路」駅近くのGSでガソリンを入れ、店員さんに「ムーンライト」の場所を尋ねると、「カツスパが釧路のソウルフーツドってことになっているけど…私ら地元の人間からしたらねぇ…」と複雑な胸中を露呈。やはり街興し的な意図的な盛り上げというところもあるのでしょうか。

 そうして「ムーンライト」に到着したのだけれど、なんと「準備中」。こうなったら次に目に付いた店で昼食をとるしかない。すると目に付いたお店がこちら。

f:id:sword749:20160823224045j:plain

 

 「THE BUTADON」と力一杯に豚丼をアピールしているのが気になったけど、カツライスやカツスパだってあるだろう。

 しかし、店に入りメニューを見ると豚丼の他は普通のラーメンとか定食くらい。カツライスもカツスパも無し。

 このときは、ありきたりのものを食べる気にはなれなかったので豚丼を注文。こうして昼と夜連続で豚丼を食べることになってしまった。

 

 このお店も懐かしさを感じる昔ながらの食堂。

f:id:sword749:20160913233714j:plain

f:id:sword749:20160913233755j:plain

 

 自分はこのような昭和の香りのする素朴な食堂が大好きです。他にお客は居なくて(途中で一人入ってきた)、TVでは高校野球が映し出されていて(ちょうど北海高校の試合でした)静かで落ち着けます。昔ながらの“日本の夏”という感じです。

 ところで肝心の豚丼の写真は撮り忘れました。厚めに切ったバラ肉を炒め、甘辛いタレが絡められた家庭的な感じの豚丼でした。今まで食べた豚丼とはちょっと違ったものでしたが、美味しかったです。

 

  <続く>

*1:ここは底から温泉が湧き出てくる仕組みなので、お湯を流すとどんどん底から熱い温泉が沸き出てきてお湯の温度が高くなってしまうのです。逆に湯船から出ていく湯を止めると湧き出る温泉が抑制され、外気でお湯が冷めて丁度良くなります。

*2:カタナのフロントのウインカーはカウルに固定してあり、立ちゴケするとウインカーの付け根部分のカウルが割れてしまいます。そのため社外品の小型のカウルに貼り付けるタイプのウインカーに交換している人が多いのです。
でも自分としてはノーマルウインカーの方がフロント周りのバランスが良いと思っているので、ずっとノーマルウィンカーのままです。

*3:道の駅の店もムーンライトが出店しているらしいです。