自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊5日目(触発されて襟裳岬へ)

 昼食後、改めてこの後のルートを考える。時刻は12時をまわったところ。

 高速道路を使わなくても十分間に合いそう。帯広方面を経由していくルートが無難だけど何度も通っていて新鮮味に欠けるので、国道336を襟裳方面に海沿いに南下し、国道236で襟裳岬バイパスするルートで苫小牧に向かうことにする。少し遠回りになるけれど大丈夫だろう。

 


▲こんなルートを選びました。

 

 

 国道336はここ数日間走ってきた道北や道東の道と違って交通量が多くあまり快適な道とは言えず。でも池田町方面への分岐を過ぎてからまた交通量が少なくなり、道や景色も道東に似ていて気持ち良く走れました。

 ただ、対向車線を走って来たライダーが気になる仕草をしたので、もしかすると取り締まりをやっているかもしれないと、少々神経を使う走りとなってしまいましたが。

 

 やがて国道236への分岐に到達。丁度信号も青で交差点を右折して国道236に入ったものの、本当にこのルートで良いのだろうかと迷いが生じてバイクを止めてしまう。時計と地図を見比べる。時刻は14時を回ったところ。

 ツーリングマップルにも書いてあるように国道236を通れば襟裳岬を経由するより30分程は時間短縮できるのでこのルートを選ぶのが無難。だけどこれといって面白いところは無さそう。このままツーリングを終えて満足できるだろうか?

 襟裳岬は久しく行っていないし、あの(イナズマとZRXの)二人なら躊躇なく襟裳岬に向かうだろう。そう考えたら、以前のようにがむしゃらに走ってみよう、という気になりUターンして襟裳岬に向かってしまった。頑張って走れば何とかなるだろう。(我ながらバカをやるなぁと思いました)

 

 襟裳岬に向かってひた走る。やがてかなり良いペースで走っているツーリングバイクに追いついたのでペースメーカーにさせてもらう。さらにもう一台が加わり3台のカッ飛び集団となる。傍からみるとツーリングのグループに見えただろう。ソロでツーリングしているとたまに見知らぬ人達とこのように集団が形成されて走ることがあるけれど、暫く一緒に走っていると何となく仲間意識も感じられてなかなか楽しいものです。

 

 ひたすら走りに走って襟裳岬に到着。(岬手前の数キロは、ちょっと荒涼とした景色が広がっていて面白かったです)

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 天気は良いし風も無くて穏やかで見晴らしもよく、太平洋に向かって岬が突き出ている、山脈の先端がそのまま岬になって海の中に入っているのが良く分かります。

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f:id:sword749:20160916000650j:plain▲昔は何とも感じなかった「襟裳岬」の歌詞ですが、今は良い詩だなぁと思います。

 

 でも、ゆっくりする時間は無い。岬の突端までいく遊歩道はあきらめ、展望台から写真を撮り土産物屋さんを眺めて10分程で出発する。こういう慌ただしい観光はしたくないのだけど仕方がない。

 

 バイクに跨り駐車場出口に向けてゆっくり進んでいったら、駐車場の隅に居たライダーらしき人がこちらを見てパッと顔を輝かせたのが見えた。

 ん?以前会った人だろうか?と思いながらバイクを止めると、そのライダーさんが駆け寄ってきて “去年お会いしませんでしたか?” という。カタナに乗る同じヘルメットのライダーと去年会ったそうなのだけど、自分は記憶にないし人違いのよう。

 まあバイク乗りはバイクの車種・カラーとヘルメットで人を識別するので無理も無いです。折角なのでヘルメットをとり少し立ち話。SX200(だったかな?)に乗るこの方は札幌から友人と日帰りツーリングでやってきたとの事。(これから札幌に戻るとなると帰着はかなり遅くなりそう)

 とても丁寧な物腰、話し方の人で楽しくお話できました。もしまた会うことがあれば、その時は再会になるわけで、そう思うと楽しみです。

 

  <続く>