自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2016年北日本周遊の旅~周遊5日目(ついに旅終了)

 襟裳岬を後にしてからはひたすら走り続けます。

 今までと違って市街地区間が多く走行ペースはガクツと落ちて退屈でしょうがない。だんだんお尻も痛くなってくる。集中力を切らさないよう頑張って走り続ける。

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▲部分的には海岸線のきれいな景色のところも有ったりはしました。

 

 

  苫小牧東港の少し手前の日高門別のセイコーマートに着いたのは1640頃。ここまで来ればもう大丈夫。北海道というかセイコーマートでの食べ納め(?) は「メロンバニラパフェ」。思い返せば初日に食べて以来。ずいぶんと前の事のようで感慨深くさえ感じます。

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 襟裳岬からずっと走りっぱなしだったのでのんびりしていたら、カタナの隣に軽トラを止めた地元のおじさん(おじいさん?)が“このバイク何ccさ”と話かけてきて世間話。ソロでツーリングしているとこのようなちょっとした会話が楽しい。 

 ただ、バイクツーリング中に話かけてくるのはこういったおじさんが殆ど。残念な事に妙齢の女性とお話しする機会など皆無。やはりバイク乗りは粗野でむさ苦しく思われ避けられるのだろうか。(例外は多和平のミサキちゃんくらい...大人になってもバイク乗りと仲良くしてあげてほしい。)

 

 そろそろ行くかとヘルメットをかぶろうとしたら、軽トラのオジサンと話している間にやってきたGPZ900R(ニンジャ)(もう一台(ゴールドウィングだったかな?)と一緒)の人が“今日は何処まで行くんですか?”と声を掛けてくる。

 もうツーリングはお終いで苫小牧東港に行って新潟行きのフェリーに乗る、というと、彼らもこれから苫小牧東港で敦賀行きのフェリーに乗るそう。福井から来たというこの方、雰囲気や話しぶりからかなりツーリングの経験は豊富そう。

 このニンジャ乗りの人、荷物はタンクバッグとリアシートに乗せた中くらいの普通の旅行用キャリーバッグだけ。キャンプせずに宿に宿泊するなら荷物はこんなもので十分、バッグもキャリーバッグが便利、と行き着いたのでしょう。

  ほんの短い会話でしたが、最期に “多摩ナンバーの1100カタナ、憶えておきますよ” と言う。また来年会いましょう、という挨拶なのでしょうが何とも粋なセリフです。

 

 少し手前のホクレンに戻って最期の給油をして、フェリー乗り場に着いたのは6時半を回っていた。(ちょっとのんびり休憩し過ぎました)

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 ここで今回のツーリングで一番の驚きの出来事。

 受付カウンターで乗船手続きをしてバイクに戻ると、前に並んでいるBMWバイクの人が “もしかしてブログを書かれていませんか?”と声を掛けてきました。

 カタナ乗りの人ならバイクの特徴で気が付く人がいるかもとは思っていたけれど*1、他のバイクの人から声を掛けられるとは。

 荷物の積み方やストレッチコードでの固定の仕方で判ったそう。よく気が付いたものです。“北海道のキャンプ場の紹介記事とか参考にしています”、とのことで嬉しいやら照れるやら。

 乗船したらビールでも飲みましょう、ということになりました。

 しかし、ブログでは顔も晒さずひっそり(?)とやっていたので、面と向かってブログを読んでいます、と言われるのは凄く奇妙な感じ。なんというか、ドッペルゲンガーでも見たような気分。



 乗船して着替えてー息つくと出港。苫小牧東港はいつもの西港よりも規模は小さいようで、船から眺める景色もちょつと地味に感じます。

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f:id:sword749:20160918120739j:plain▲地味とはいえ、夜のフェリーターミナルの灯りはきれいなものです。

 


 夕食に(昼に続いての)豚丼弁当を食べてからBMW乗りの方(YJさんという)と酒盛りしながら今回のツーリング談義。

  YJさんも昨日は和琴(湖畔の方ではなく国設の方)に泊まっていたそうで、しかもフェリーも元々は太平洋フェリーを予約していて、ダイヤ変更でこの新日本海フェリーに変更したという。偶然の一致が重なっています。

 どういうルートを走ってきたか、美味い食べ物や素晴らしい景色、走って楽しかった道とか。ありきたりのテーマだけどライダー同士だとこれが楽しい。(早朝の屈斜路湖にかかる雲海の素晴らしい写真なども見せてもらいました)

 YJさんは、今回の旅では人との出会いが一番楽しかったと言っていましたが、これは全く同感。今回はいろいろな人と話ができて実に楽しかった。

 

 話は尽きませんが、大分夜も更けてきたのでそろそろお開き。

 風呂に入って今日のライディングの汗を流して就寝。

 

 

本日の走行距離 : 487.5km (やはり襟裳岬経由は遠かった)

  

 

 

 

 

 ついでに翌日についても簡単に。

 朝の目覚めは今までよりは遅め。ちょど秋田港に入港していたころ。

f:id:sword749:20160823224053j:plain▲秋田港です。

 

 フェリーの新潟着は15:30の予定。夕方までの時間が中途半端で、気持ちが緩んだのかしっかり寝たはずなのにどんどん疲れが出てくる感じ。(寝直そうとしても寝付けないし)

f:id:sword749:20160918123809j:plain▲気持ちの良い快晴でしたが、残念ですがビールを飲むわけにはいきません。

f:id:sword749:20160918115003j:plain▲フェリーの売店にはいろいろな北海道土産が揃っていました。例のZRXとイナズマの二人が「すごく旨かった!」といた「にしん丼」があったので買いました。美味しかったです。

 

 新潟には定刻どおりに到着。フェリーを降りてフェリーターミナルやフェリーを見上げると、出発の時とまるで同じ景色に見えるけど、気分は全然違うわけで(高揚感などはまるでなし)妙な感じ。

 

 YJさんは直ぐには帰らず、新潟でキャンプをして旅の余韻を味わうといっていました。*2

 YJさんとお別れし、初日に寄った港の近くのセブンイレブンレッドブルを飲んで気合を入れ直して高速道路に乗って東京へ。暑さはそれ程では無かったけど、延々と続く渋滞をかき分けながら走ってヘトヘトになりました。休憩で入ったSAも凄まじい混雑ぶり。ああ東京に戻って来たなぁ、と思いました。

 

 <終わり>

 

 最終日の走行: 360km

 

 

  

 

*1:先日、気付いた人がいらっしゃいました

*2:後ほど頂いた連絡によると、キャンプ場は満員で予約無しではとても利用できず、結局渋滞の高速道路を走って帰るという本州の洗礼をうけたそうです。