YSSサスペンション導入の続きです。
バイクに取り付ける前に分解してみました。
スプリングの自由長は想像していたより短くて200mmでした。
バイクへの取り付けで問題はありませんでした。少し気にしていたのはリサーバータンクがストローク時にリアシート周りのカウルに干渉するかも、ということでしたが大丈夫でした。
▲でもリザーバータンク上にあるダンパーの調整するためにはタンデムグリップな事が判明。このグリップの必要性は感じないので後に撤去しました。
新しいサスペンションを取り付けたカタナの全景。
社外品のサスペンションを付けている、カスタムしている、というオーラは感じられません。純正パーツのような馴染ようです。(笑)
まずは、
- スプリングのプリロード : 5mm
- 縮み側のダンピング : H/M/Lの三段階のうち最弱の“L”
- 伸び側のダンピング : 55段戻し(60段階のうちの最弱から5段目)
- サスペンション長調整 : +0mm
からスタートしました。
1Gでの沈み込みは30mm近くあり、ちょっと多過ぎ。1G乗車(ライダーが乗車した静止状態)でもサスペンションのストロークの半分くらいでちょっと沈み込み過ぎな感じ。
早くもわざわざ柔らかめのスプリングに変えたのは失敗だったかな?という予感。
近所を走ってみてもリアが沈み過ぎなので、フロントのサスペンション(フォーク)が固く感じました。
それでスプリングのプリロードを3mm増やし、サスペンション長を+5mm伸ばしてみたところ、だいぶ良くなりました。前後車高のバランスが改善され、フロントサスがよく動くようになりました。
早速日帰りツーリングに走りに出かけたのですが、やはり全体的にはリアが少し沈み気味だなぁという印象。コーナリングでもアンダーステアです。(ツーリングペースの“流ず程度の走りですが)
もうちょっとリアサスペンションが踏ん張って欲しいなと更にスプリングのプリロードをかけてみましたが、これは走り出した途端にああ、ダメだと感じました。
カーナーの入り口でバイクをバンクさせようとしたときにリア・サスペンションの動きが感じられなくてどうにも乗りにくいです。
フロントフォークもですが、自分としては低加重でサスペンションがちゃんと動いてくれないとだめなようで、プリロードは少ないほうが好みです。
という訳でプリロードを元に戻して、代わりにサスペンション長を目一杯(+10mm)伸ばしてみました。
これはかなり好印象。バイクの前後のバランスがかなり良くなってコーナーも回りやすくなりました。
でも、もう少しリア・サスペンションが踏ん張って欲しいようにも感じますし、もう少しリアの車高が高くても良いような気がします。
リアの縮み側ダンパーを強くしてみたら、踏ん張りが増した感じはありましたが、反面動きは“固く”なってしまったし。
やはり一段階レートの大きい(固い)スプリングに変えた方が良いようです。
余談ですが、この日帰りツーリングでは度々道端(もちろん安全な場所で)でサスペンションの調整を行っていました。プリロード、ダンパー調整、車高調整といろいろ。
工具はシート下に仕舞ってあるので、シートを外して工具を取り出しバイクの横にしゃがみこんでゴソゴソやることになるわけです。
これが傍からみるとバイクが壊れて修理しているように見えるようで(バイクがカタナだということもありますが)、心配して声をかけてくれたライダーさんがいました。ご心配をおかけしました。
<続く>