またカタナが壊れました。
と言っても、カタナ本来のパーツ部分ではなく自分でカスタムした部分のパーツなのですが。
先週の日曜日、良い気分で帰路を走っていたら、突然スピードメーターが動かなくなりました。
おかしなショックや異音とか特に異常は感じなかったので、またメーターケーブルが切れたかな?と思い帰宅。予備のメーターケーブルは持っていたので、日が暮れる前にササッと交換しようとしたのですが、外したケーブルは切れておらず異常なし。
▲メーターケーブルのインナーケーブル。これが切れていると思っていたのですが...
という事はホイール側のメーターギアかメーター本体の問題ということになります。こちらの方が大事。悶々としながら一週間が過ぎ、本日の整備作業となりました。
メーターギアが怪しそうなので、フロントホールを外してギアをみてみます。
▲余談ですが、バイクをジャッキで持ち上げるときは、サイドスタンドの下に適当な高さのブロック(木片等)を置いて直立状態に近くしてやるとジャッキの位置決めが楽になります。
するといきなり異常を発見。ギア部分に何か詰まっています。
▲分解して確認したところ、この丸い塊はギアの削りカスがグリスで団子状に丸まったものでした。
ギアのストッパーリングを外して分解してみると、メーターケーブルを回す方の金属製のギアは“噛んで”いるようで全然回らず。
そのためホイールと一緒に回る樹脂製のギアはこのとおり嚙み合わせ部分が削れています。
これ以上分解はできないので何が原因でギアが噛んだのかは不明ですが、このメーターギアがはもうダメなのは明らかです。
私のカタナはフロント周りをGSX-Rのものに変えており、しかもホイールとフォークは違う型式のものを組み合わせていて、メーターギアはアクスルシャフト径を拡大加工しています。単にパーツを取り寄せただけでは使えず、シャフトを通す穴径を拡大しなければなりません。
普通なら修理にかなり時間を要する事になるのですが、幸いなことに加工済みの予備のメーターギアを持っていました。
なぜ持っているのかというと、2か月位前なのですが、たまたま見たヤフオクでシャフト径を拡大したメーターギアが出品されていたのです。
商品説明で加工に関するコメントは無かったのですが*1、写真を見ていてどうもシャフト径が拡大されているように見えたので、アクスルシャフト径は幾つですか?と質問したところ「20Φです」という回答で*2、これは掘り出し物と即入札して競合することもなく目出度く落札できたのです。
ちょっと値段は高目でしたが、加工費を考えると十分にお買い得。しかも程度はかなり良いものでした。
▲このとおりピカピカです。
何てラッキーなんだ!と喜んでいましたが、もしかするとこのトラブルありきのめぐり合わせだったのかもしれません。まさかこんなに早く掘り出し物を使う羽目になろうとは。
ギアを取り換えてカタナ復活です。
【 追伸】
フロントホイールを外すにはブレーキキャリパーを外さねばならないのですが、キャリパーをぶらーんとブレーキホースで吊った状態にしておくのはちょっと...紐や針金で吊るしたりしていましたがちょっと面倒。
以前どなたかのブログだったと思いますが、S字フックで吊っているのを見てこれ良いな!と思い、今回真似してみました。いや~これは楽です。
▲100円ショップ「ダイソー」でちょっと長めのS字フックを購入。100円ショップの品はアイディア次第でいろいろなことに使えますね。