先日紹介したイヤホンの「KZ-ATE」(以下、「ATE」)はとても気に入りました。
それでいつ壊れたり紛失しても良いように予備を買っておくことにしました。(1個千円台だし)
注文は前と同じくAmazon。前より少し値上がりしているなあなんて思いながら眺めていたら、「KZ-ATR」(以下、「ATR」)というイヤホンを見つけました。見た目はATEとほぼ同じ。
ネットで調べてみるとATRはATEの後継機とのこと。といってもATEも販売は継続されているので新モデルと言ったほうが当てはまるかもしれません。
レビューによると肝心の音質はATEより低域が少し控え目になったとのこと。中域の音質が改善されているという評価も見かけました。
基本的にはATEと同系統の音質らしいのでこちらを買うことにしました。
これも値段はピン・キリでしたが、最安値は送料込みで705円という驚異的な価格。他の大手メーカーのイヤホンとの価格ギャップが大き過ぎでまさに価格破壊です...
商品はATEと同じくChaina Post→日本郵便のリレーで届きました。がATEのときが2週間くらいかかったのに対し今回は1週間で届きました。
早速開封してみると…
ATEがプラスチックのパッケージだったのに対し、ATRは紙ベースのパッケージ。
付属のイヤーピースは、ATEがシリコンのが大と中(?)が各1S、スポンジ(大)のが1Sの計3Sだったのに対し、ATRはシリコンのピースのみ(大、中、小の各IS)で、スポンジのイヤーピースは付いていませんでした。
イヤホン本体の方は、
- 管体の形状はATEと同じ。
- 材質がATEが半透明のプラスチックに対しATRは黒になっている。
- リモコンスイッチ/マイクが少し小型になっている(質感やスイッチの操作感はこちらが上)
- コードやプラグ部分は同じ。
- コードは左右ちゃんと同じ長さに揃っている!(ATEは揃っていなかった)
といったところです。
▲左がATE、右がATRです。
▲上がATR、下がATEです。
早速音を聴いてみると‥‥。
評判のとおりに、ATEより少し低音が控え目。そしてATEとは違い最初から結構澄んだきれいな音。
そしてATEで悩まされた誤動作はなし。素晴らしいことにリモコンスイッチやマイクがちゃんと機能します。
(※これはATRで品質が上がったのか、それとも品質の個体差でたまたま私か入手したATE外れだったのか... どちらか分からないですね)
音についてもう少し書くと...
最初から割りと澄んだきれいな音でしたが、期待していたよりも平凡な音にも聴こえました。なんというか音の奥行き感があまり感じられないというか。
それでまず一昼夜音を鳴らしっぱなしにしてみたところ、より澄んだ音になり音の奥行き感も出てきました。低音も控え目とはいえちゃんと鳴っています。
現在は累計で大体50時間くらいは鳴らしているかと思います。
低音も多少は厚みが出てきた感じでそれほど物足りなさは感じず。逆にATEと交互に聴き比べてみるとATEのほうがやや低音強過ぎなのかなとも感じたり。ATRの方が高音域から低音域までバランスがとれているのかもしれません。(所謂“原音再生系”というやつでしょうか)
なお、AmazonのATRの商品タイトルで"重低音"と書かれていますが、それはちょっと違うかな、と。重低音ならATEの方だし、もっと重低音を強調した他のイヤホンを選んだ方が良いです。
で、どちらが良いのか?となると...ちょっと優劣つけづらいです。
ATEとATRを聴き比べても似た傾向の音でどちらも良い音です。
強いて言えばATEの方がドラムやベースが前面に出てくるような曲、ATRはバラード系の曲やクラシックとかが合うと思います。
個人的にはATEは誤動作に悩まされた経験があるので、今は主に品質面で好印象のATRを使っています。
ともかくこのATRも大変気に入りました。