前回からの続きです。
外したカバーは耐水ペーパーで磨いていきます。
今回の作業コンセプトは "ほどほどのクオリティ"。50cmいや1m離れてきれいに見えればOK!
どうせきれいに仕上げてもそのうち傷が付いてしまうだろうし、あまり労力をかけ過ぎずにほどほどに。
でもカバーを外して磨いていると、カバーの下側は結構大きな凸凹が。左右両方ともこのような深めの傷が付いていました。(普通に走っていてこのような傷がつくものでしょうかね....)
ここまでやったのなら、この傷も何とかしたくなってきます。
予定ではカバーの表面をざっと磨いて塗装してお終いにする積りだったのですが、この際なのでこの傷も埋めることにしました。
使ったのは前日と同じアルミパテ。これを指で摺り込むようにして埋めてみました。
やってみるとこれがなかなか具合良くて必要最低限の量で埋める事が出来ました。これだと硬化した後のペーパーがけでの成形も楽です。
ほどほどに磨いたところで塗装です。
今回使った塗料は「99工房」のボディペンのシルバーとクリア。
シルバーはなるべく明るい色でアルミの地肌に近そうなもの、という事でこれを選んでみました。
シルバーを2~3回重ね塗りして、乾いたところでクリアーを塗って完成。
気温が高かったこともありますが、最近の塗料は乾くのが早いですね。お陰で作業が早く進みました。
近づいてじっくり見るとパテ埋めしたところの処理の甘さで凸凹しているところがあるのですが、全体的にはきれいに仕上がったと思います。
これをエンジンに取り付けます。この組み立てる時が一番楽しいです。
なかなか良いですね。今度は逆にエンジン本体側の汚れが目立つほど。若干塗色が少し白すぎというか明るすぎにも感じますが、まぁ良いでしょう。
カバーがきれいになっただけなのですが、全体的な印象は随分と変わった気がします。
さて、実は(という程ではありませんが)私のカタナには不足しているものがありました。
普通のカタナには必ず付いているもの。それが無いままで購入時から今に至っており、これもずっと気にはなっていました。
その無かったものとはこれ。
カバーの横に着く「TSCC」とロゴも誇らしげなSUZUKIのエンブレム。
エンブレムそのものは昨年に入手済みだったのですが、これを張り付けるならやはりカバーはきれいな状態でありたい。
という事でエンブレムの貼り付けはお預けにしていたのですが、ようやく貼り付けることができました。
やはりエンブレムが付くと締まりますね。
今までは ”醜いアヒルの子” みたいなみすぼらしい我がカタナ号でしたが、少し"白鳥"に近づきました。