自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と機械いじりの日記です

2018 北海道ツーリング ~ 7日目(晴天の開陽台)

 和琴湖畔キャンプ場からとりあえずは国道243号標茶方面に進む。まだ目的地は決めていない。

 この道は結構気に入っている道です。これと言った特徴があるわけでは無いのですが、オートバイで走っていて道路や景色に親密感を感じるとでもいえばよいでしょうか。気分良く走られます。似たような道でも何か落ち着かない感じがする道もあったり。不思議なものです。

 

 少し走っているとだんだん空が明るくなってくる。天気が良くなりそうなので、開陽台に行くことにする。

 

 摩周湖方面へ上っていく道道52号線と交差するところのホクレンに入りガソリンを給油。ついでに目の前のセイコーマートに寄って飲み物を買うことにする。

 駐車場にカタナを止めて店の入り口に向かうと、入り口横でタバコを吸っている若いライダーがいた。見覚えのある顔だな、と思ったとき、そのお兄チャンがあっ!と顔が輝き「留萌の黄金岬キャンプ場の...」。あ~あのライダー君か。「あの時はテントの場所を替わって頂いてありがとうございました」と改めて礼を言ってくれる。少し無精ひげが伸び、前よりも表情が生き々しているように見えた。

 話をきいたら彼らも北海道を時計回りに回ってきたそうで、明日のフェリーで帰るという。そういえば途中で彼らのオートバイを何度か見かけていたような気がする。

 話をしているうちに雨が降ってくる。今日は雨は降らないと思っていたのに。仕方なくカッパを着る。

 これから摩周湖に行って今日は帯広に行く、という彼らを見送り自分も出発。

 


 国道243号を西に10分も走ると早くも雨が上がり青空が出てきた。開陽台に向かう道道885号線に入ったところでカッパを脱ぐ。カッパを脱いでいるときにカタナが開陽台に向かって走っていった。

 この日は何台ものカタナを見かけました。

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 この道道885号線も北海道らしい道です。牧草地の中を道が一直線に伸びています。

 ちょくちょくオートバイを止めては青空の下の風景をカメラに納めました。

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前を走っているのがカタナ、後ろがCB1300SF。この後この2台とはまた会いました。

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 青空の下を走るのがこんなにも楽しいとは。気持ち良く走って開陽台に到着。

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 ただ、空を見ると結構雲が出ています。日が陰ってしまう前に開陽台前の有名な北19号線の風景の写真を撮っておくことにする。

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 オートバイの人もクルマの人も皆暫しこの風景を眺め、それから蛇の背のように上下にうねる道の向こうまで走っていき、また戻ってきます。私も行きは気分良くアクセルを開けて走り、戻りはゆっくり道を堪能しながら戻ってきました。

 

 

 改めて開陽台に向かうと、開陽台入り口のところでオートバイの横に屈んでウィンカーをいじっているライダーがいました。まだ二十歳ちょいくらい。

 オートバイに目立つダメージは無いし大した事は無いかな、と思いつつも大丈夫かい?と声を掛けてみたら「ちょっとコケてしまって...」。

 大丈夫!とは言わなかったので様子を見にいく。

 入り口に気付くのが送れ、無理に曲がろうとしてコケてしまったとのこと。

 フロントウィンカーのレンズが固定ビスの部分から割れている。

 ビニールテープは持っていないというので、カタナに積んであるビニールテープを取り出し、レンズの端をテープでグルグル巻きにして固定。

 さあこれでOKだ。しかし青年ライダー君は相変わらず浮かぬ顔。苦渋の表情でシフトペダルを引っ張っている。

 なるほど、転倒でシフトペダルが内側に曲かってシフトロッドに干渉して動かなくなっていたのか。こりゃ手で引っ張っても戻せないよ。

 プライヤーは無いがリア・アクスルのナットを回す大きなメガネレンチで何とかなりそうだ、と思い、カタナから車載工具をケースごと持ってくる。

 青年は「そういう工具をお持ちなんですね」。いや、ただの車載工具なんだが。

 シフト・ペダルはアルミではなく鉄製のようなので、レンチをペダルに引っ掛けて外側に曲げ戻す。完全に元通りではないけれど、ペダルの動作に支障がないくらいには戻った。「あっ直った!」と安堵の声をあげる青年。

 他は?ミラーも曲がっているのか。これは取り付け角度がずれただけなので、六角レンチで固定ボルトを一旦緩めて角度を調整してやる。

 

 これでもう大丈夫かな。ちゃんとシフトできるか動かしてみな、というと青年はオートバイに跨りエンジンを掛けようとする。がセルボタンを押しても反応無し。再び青ざめる青年。

 ねぇ、ギアがニュートラルになってないからじゃない?というと、「あっ、そうか」。

 ギアをニュートラルにシフトし(この時点でシフトできることは確認できたのだが)、エンジンを掛けギアチェンジも出来る事を確認。

 

 青年は「開陽台の後、知床に行く予定でいたのですが、もうダメだと思っていました。これでツーリングを続ける事ができます。ありがとうございました。」と何とも嬉しい事を言ってくれた。

 日頃からオートバイを弄っている甲斐があったというもの。そして稚内での交通違反というヘマを取り返せたような気がしました。

 

 

 改めて開陽台の雄大な風景を堪能。

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懐かしい初代GSX-R400がいました。すっかり希少なマシンとなりました。


 とはいえ、あまりのんびりもしていられないので、再び国道243号に戻ります。

 戻りながらもきれいな風景が目に入る度にオートバイを止めて写真を撮る。

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養老牛方面。中央の山(丘?)の下の方に「牛」の文字があるのが分るでしょうか。

 

 <続く>