私が志賀高原でのスキーが好きなのはゲレンデの豊富さや雪質の他に宿泊施設があります。
ゲレンデのすぐ横にホテルが建ち並んでいて、歩いて直ぐにゲレンデへ出られるという素晴らしい環境 です。
一日中スキーを滑ってヘトヘトになっても、宿が目の前なのでとっても楽。ホテルのスキー保管室に直接入ってスキーをラックに掛けて、スキーブーツをスリッパに履き替えて部屋に戻り、ベッドの上に“あー疲れた!” と大の字になってひっくり返ることができます。(この開放感がたまりません)
一息ついたら散歩ついでに近くのコンビニやあちこちのホテルの売店を覗いてみたり。大したものは置いていないけ ど、地酒とかお土産のお菓子とか見て回るのも楽しい。このスキーの後のマッタリと過ごす時間も良いものなのです。
因みに焼額山や苗場とかゲレンデにホテルがあるところもありますが、そういうところはスキーを終えてホテルに戻ってもずっとスキー場の中にいるわけで、自分としてはスキーのオンとオフが無くて気分的に疲れてしまいそうに感じてしまうのです。
スキー場近辺の宿は大体どこもスキーヤー向けのサービスを行っています。
- 荷物置きの部屋や更衣室(無い場合は風呂場の脱衣所を使用)があり、チェックイン前、チェックアウト後も利用が 可能
- スキー保管室を有しており、ワックス掛けができるメンテナンス台を備えているところもある。
- チェックアウト後も大浴場を利用させてくれるところもある。
- サービスとは違いますが、滞在中はクルマのキーを預けることになっています。(雪かき等でクルマの移動が必要な場合が有るためと思われます。)
なので、宿泊日の朝(チェックイン前)からチェックアウト後の夕方まで、たっぷりスキーを楽しむことが出来ます。宿によっては入浴してサッパリして帰途につくことができます。
そうそう、これはホテルの特徴とは違いますがこの辺りは野生の猿が閣歩しているそうで、部屋の窓や建物の出入り 口は必ず閉めるように、との注意書きがそこら中に貼ってあります。(猿が入ってくるそうです)
このようにスキーヤーにとっては良い宿ですが、スキーをせずに純粋に宿泊するとなると残念な面が目立ってくるので書いておきましょう。
ホテルの外観は結構お洒落でも建物の中は老朽化が目立ちます。(もちろん掃除とかはきちんとされているので、不潔感はないけれど。)
設備も粗末で、客室に冷蔵庫が無いところも。 また、クルマの駐車場が少し離れているホテルもあります。
ホテルの従業員もホテルマンと言うより民宿やペンションのご主人という感じです。 そして必用最低限の人員で切り盛りしているようで、フロントが無人なんて事も珍しくありません。対応も素っ気なく感じることもあるかもしれません。
なので、充実した設備やきめ細かなサービスを期待して行くとガッカリすると思います。 旅行サイトの宿泊者のレビューで “良かったです” というレビューに混じって "最悪です。二度と行きません!” というようなレビューがあるのも頷けます。
まあ、私が泊まったホテルは宿泊料金が安目なところばかり(それでもビジネスホテルなんかよりは高い)なので、立派で快適なホテルもあると思います。
兎も角、ここいらのホテルはスキーヤー、スノーボーダーの合宿所みたいなもの。“細かい世話焼きはしないけれど、気楽に過ごしてスキーを楽しんでってよ" というところだと思えばよいと思います。ホテルの人達は気さくで、ホテルに馴染むと居心地の良さを感じます。
ホテルごとにも特色がありますので、次回個々のホテルを紹介したいと思います。