自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

FCR 35φの装着

イレブン・カタナに取り付けたFCRは35mmです。ナナハン・カタナに使っていたものを引き続き使うことにしました。
ナナハン・カタナに取り付けてから8年ほど。これを機に内部の状態もチェックしましたが,汚れや磨耗は殆ど見られず良好な状態でした。おそらくパワーフィルターを使っていたのが良かったのかもしれません。

一般に1100カタナには37mmが使われることが多いようで,35mmを使うことは少ないようです。35mmのセッティングの情報が無いかネットを探したのですが見つかりませんでした。
キャブの径が小さいのでピークパワーはそんなに向上しないかもしれませんが,逆に混合気の流速が速くなるのでアクセルのレスポンスがより良くなると思います。

 

FCRを取り付けるには,当然ながらノーマルキャブを外さねばなりません。外すだけなのですがカタナはこんなことでも結構難儀します。
エアクリーナーボックスを外してエアチャンバーボックスを目一杯後ろにずらしてヒモなどで固定しておくと作業がしやすくなります。この状態でこじるような感じでキャブを抜きます。このときインシュレーターのクランプはしっかり緩めておくことが肝心です。キャブがなかなか抜けずインシュレーターが硬いのかと思ったらクランプに引っかかっていたなんてことがありますので。
まぁそれでも簡単にはキャブは外せず,こじる様にして,手をあちこちぶつけて引っかき傷を作りながら何とかキャブは外せました。

FCRの取り付けはノーマルのエアクリーナーを使わないのでずっと楽です。
インシュレーターにキャブを差し込むだけ。しっかりきっちりと差し込んでクランプで固定するのですが,インシュレーターが縮んでしまうのか2,3番の差込がどうしても甘くなります。
なので,一旦エンジンからインシュレーターを外し,先にキャブにつけてからキャブごとエンジンに取り付けました。

キャブの固定はインシュレーターで支えるだけで十分です。当初はちょっと不安も感じていたのですが,意外なほどしっかりと固定され殆ど動かなくなります。ナナハン・カタナのときもこれだけで問題はありませんでした。

FCRには負圧の取り出し口が付いていないので,ガソリンコックの負圧ホースをどこにつなげるかが問題となります。つなげないとコックが「ON」の位置では負圧がかからないため,コック内の燃料の経路が開かずキャブへ燃料が流れていきません。「PRI」を常用する手もあるけど,エンジン停止時もガソリンが流れ続けるのであまり好ましくないと思います。
で,どうするかというと,カタナのエンジンはインマニ部分に気筒の同調確認用の孔があります。通常はボルトで塞がれていますが,ここにニップルを取り付け,そこに負圧ホースを繋げばOK。

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ナナハン・カタナでもずっとこうしていて問題は無かったので今回も同じ手法にしました。