今日も花粉がつらいです。
でも天気はとても暖かくて気持ちの良い春の気候なので、部屋でじっとはしていられません。FCRのセッティングの続きをやることにしました。
<前回の作業は↓>
http://sword749.hatenablog.com/entry/2013/03/09/FCRのセッティング
今回は、アイドリングから低回転域をリッターバイクらしくもう少し力強いものにしたかったのでパイロットジェット(PJ)を#45から#48に換えてみました。
まずはキャブをおろしてフロートを開けてPJを交換。
エアスクリュー(AS)用のドライバーはPJにもぴったりとあうので安心して作業ができます。
※PJです
天気は良いし部屋でかけている音楽を聴きながらこういう作業をやっている時間は本当に楽しいです。
ついでにPSは1回転戻しに、ASは1-1/2戻しにしておきました。とりあえずはここからセッティングを始めることにします。
バイクに取り付けエンジンスタート。
なぜかずいぶんとアイドリングが低い。しばらくウォームアップしてからアクセルレスポンスをみてみるけどあまり良くはない。クイッとアクセルをひねるとストールしてしまう。
ちょっと薄いようなので、PSを1-1/6に、ASは1-1/4戻しにしてみるとかなり良い感じに。これで試走しながらセッティングを進めることにしました。
ところが、いざバイクをスタートさせようとしたらいきなりエンスト。再スタートして走り出すもののやけに調子が悪い。少し回し気味にしても調子はでない。どうも1気筒死んでいるような気がする。
一旦自宅に戻ってチェックするしかない。コップに水を入れてエキパイにかけてみると2気筒目が全然熱くない。
プラグキャップは外れていないし、もしかしてプラグがカブったか??と抜いてみたがプラグの電極は乾いている。
ということはシリンダーにガソリンがいっていない。ということは....交換したスロージェットが詰まっていた!ということになる。
そういえば詰まりは確認していなかった。でもジェットはとてもきれいな状態った。
でもこうなったらもう一度FCRを開けてみるしかない。orz
ワイヤーを外したりつけたりするの面倒だったのでFCRを横倒しにしてフロートを開けます。
で、2番シリンダーのPJを外してみると...見事に詰まっていました。
思えば、750カタナが壊れたの去年の5月。それからエンジンはかけず放置状態でした。FCRは去年の秋に外して屋内保管はしていたけど、先日PJを#45に付け替えて1100カタナに取り付けるときまでろくに手入れはしていませんでした。
外したジェットの詰まりもきちんとチェックしていなかった。
FCRの中身も外したジェットもとてもきれいだったので油断していたのです。
ジェットを針なんかでつついてゴミを取るのは厳禁なのでキャブクリーナーに浸してしばし待つ。4,5分程でパーツクリーナーで吹いてみたら詰まりはとれました。
念のため他のPJも確認し、キャブを組み付け、エンジンスタート。
エンジンの回り方も排気音もさっきとは全然違ってスムーズです。早速改めて試走に出かけました。
狙い通り低回転域のパワーが厚くなったのが感じられます。
アイドリング付近でクラッチをつなげても割りとスムーズに発信できます。
反面、アクセル開度が1/8から1/4にかけての吹け上がりというかパワー感が物足りなく感じるような気もします。
ASを締めこんだり、戻したり試して1-3/8戻しに落ち着いたけど、やはり1/4~1/2が少々物足りなく感じます。アクセルの低開度からのつながりが悪いように思うんですね。ジェットニードルをいじってみたり、メインジェット大きいものを試してみる必要がありそうです。
そういう意味ではPJが#45のほうがアクセルの低開域から中開域までのつながりは良かったと思います。
因みにセッティングのときはグリップとアクセルホルダーに1/8、1/4、1/2の位置をマーキングして状態を確認します。
そうすると1100刀だと街乗りではほとんど1/8~1/4のアクセル開度で走っていることがよく分かりました。アクセルを1/2まで開けようとすると恐ろしい勢いで加速して、スピードもとんでもない域に達してしまうのでセッティングの確認どころではありません。
いかにパイロット系のセッティングが重要かを改めて認識しました。