ちょっと前の写真が出てきましたので750S2・カタナのステム周りについて書きたいと思います。
750S2って750~1100カタナの中で唯一フロントホイールが16インチで,そのためか
フレームのキャスター角が違います。
・750S2 : 27度20分
・750S1 : 28度00分
・1100S/1000S : 28度10分
その他に異なるのはステムで、オフセット(ステムシャフトからフォークまでの距離)が違います。750S2のが少し短いです。
※上が1100用、下が750S2用
※重ねてみました。オフセットの違いが分かります?
ステムのオフセットはトレールというものに関係します。トレールが適切でないと操縦性が悪化するらしいです。(トレールが何かは済みませんがネットで検索してください ^^; )
トレールは,
・ステムのオフセットが少なくなると増える。
・(フロント)タイヤサイズが大きくなると増える。
という関係にあります。
当初の私の750カタナは,フォークはノーマルでホイールを16インチから18インチへ換えていました。トレールがノーマルより増えたことになります。
ならば1100カタナのステムを入れれば良いのかな?ということでやってみました。
写真はそのときに撮ったものです。
因みに逆パターンとしては,1100カタナで19インチから18インチホイールに換装するケースがあります。
この場合はトレールが減るので,オフセットの小さい750S2カタナのステムを使った方が良いことになります。
ステムはヤフオクで入手しました。確か2000円くらいだったかな?
取り付け寸法は変わらないのでボルトオンで簡単に取り付けできます。
※変更前
※変更後
で,肝心の効果の程ですが,
なんか変わった!ということは判るのですが,それが良くなったのか悪くなったのか
よく判らないというのが正直なところです。..
一番変化が分かったのは,ハンドルが少し遠くなったということです。(笑)
私の腕ではこんなものなんでしょう。
実際のところはサスのセッティングや前後の車高なんかも関係してくるとは思いますが,拘って操縦性を煮詰めていく場合はこんな手法も有りだと思います。
<ついでに補足>
ちょっと意外だったのですが、750S2カタナと1100カタナはフォークのアウターチューブの形状が違っていました。
ブレーキ・キャリパーの取り付け位置が違うのです。
※上が750S2です
1100カタナのノーマルフォークに組み込む18インチホイールのキット(ブレーキキャリパーやサポートなんかがセットになっているやつ)が販売されていると思いますが、これを750S2カタナに使う場合はフォークも1100のものに変える必要がありますのでご注意を...。