自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

FCRのセッティング(その5)の結果

パソコンで予想したセッティングを実際にFCRに施してみた結果です。理屈と実際がどこまで同じか,またはどう違うのか。

この日は横浜に出かける用事があり,セッティングの確認を兼ねてバイクで出かける予定。セッティングの確認を済ませてさっさと済ませたい出かけたいところですが,先にダイレクトマウントの取り付けもやったので,思いの他時間を要してしまいました。

まずはSJは#45でニードルにワッシャーを追加して具合をみてみました。(MJは#138のまま)
すると1/4付近での息つきはしなくなったものの力強さ/スムーズさに欠け,まだ薄いようです。
一番期待していた組み合わせで,これで調子よく走れるものと考えていたので,ちょっと意外でした。

仕方ないので大急ぎで次のセッティングを施します。

ニードルの径を太くして,#48のSJを組み合わせます。ついでにMJも一緒に変えました。(SJ:#48/NJ:#OCEMR(4段)/MJ:#132 )

最初はスロー系のセッティングが合っていなくて,ASやPSをいじって調整していきました。
どうも想定よりも薄かったようです。
ASは1-3/4回転戻しでは薄すぎで,1-1/2回転戻しでよい感じとなり,PSも1-1/6戻しで落ち着きました。
スロー系の吹け上がりも鋭さがあり,中間域も気持ちよく吹け上がって満足できる結果となりました。

で,翌日。
スロー系から中間域までよい感じとなったので,軽く走ってくることにしました。有料道路も走ってMJが合っているか試す予定です。MJは少し絞って#130で具合を見てみることにします。

ところが走り始めても調子が出ない。スロットルの開度では1/8~1/4でギクシャク感がある。しばらく走ってエンジンが十分に温まっても改善しないので,見かけたコンビニに緊急ピットイン。駐車場の片隅でパワーフィルターを外し,ASを調整してみます。

最近はいつでもどこでもASの調整をやるので,すっかり手際がよくなりました。
1/8程締めこんでみたら調子が良くなったので再出発。160kmほど走りまわって帰ってきました。

トラブルも無く,無事に帰ってこれた訳ですが,いくつか疑問が出てきました。

前日はとてもよい調子だったのになぜASの調整が必要となったのか?
ASを締めこんで調子が良くなるということは,燃料が薄かったということ。
気温が低くなれば燃料が薄い状態になるけど,今日の方がずっと暖かい。

それと,途中の休憩で15分くらいエンジンを止めただけで,再度エンジンをかけたら随分と調子が悪かったこと。
症状的には燃料が薄いような状態で,1/8~1/4の吹け上がりが悪くなってしまいました。
しばらく暖気?運転をしていたら解消しましたが,これも昨日は無かった症状。

昨日との違いはMJを絞ったことしかありません。
MJの範囲は1/2~全開域までで,スロー系には影響ないはず。しかもたった2番絞っただけ。しかし状況的にはMJを絞ったことが影響しているように思います。

....来週MJを#132に戻して再確認したほうが良さそうです。

 

<2013.4.20 追記>

来週MJを#132に戻してみました。やはりこちらの方がスロー系の調子も良いようです。

ちょっと意外な結果ではありますが、750のときでもMJを変えたとき似たような傾向だったと思います。

 

いろいろ試行錯誤が続きましたが、自分でキャブレターのセッティングができてエンジンの味付けを変えられるなんてとても楽しいことだと思います。
セッティングパーツが豊富にあるレーシングキャブレターならではの楽しみです。

 

セッティングの記録一覧は↓

http://sword749.hatenablog.com/entry/2013/04/21/ 1100カタナのFCRセッティング記録まとめ