この連休でカタナにNAGバルブを付けました。
いわゆるクランクケース内圧コントロールバルブというものです。
これも750カタナに付けていたもので、6年ぐらい前に入手したものです。
※こっちをエンジン側に接続します。
※こちらはエアクリーナ側
すぐに1100カタナに取り付けなかったのは、バイクに慣れてからにしようと考えたのと、1100のエンジンが思いのほかスムーズに軽快に回り、意外と乗りやすかったからです。
取り付けは簡単でブリーザーホースの間に割り込ませるだけ。
サイドカバーやガソリンタンクを外したりする方が面倒なくらいです。
※バルブとホースの固定はタイラップで行うよう推奨されています。ネジ式のバンドで強く締めこむとバルブが変形して内部のピストンが変形して正常な動きが妨げられることがあるそうです。私は片側をバンドで留めましたが軽くネジを締めるだけでとどめています。
効果ですが、それなりに実感することができました。
低回転では変化は感じられませんが、中高回転域ではエンジンブレーキがマイルドになり、コーナリングが楽になりました。
直線での走りでも高速走行時のアクセル・オフやパーシャル状態での車体の挙動が落ち着いた感じで、体感速度が低くなった感じがします。
これは750カタナに取り付けたときの感想とほぼ同じです。
ただ、750の方がより効果を実感できた気がします。1100カタナの方が排気量が大きい分、効果をより感じられると期待していたのでちょっと拍子抜けな気がします。
※NAGバルブの解説や効果については本家のサイトをみてください。
http://nag-sed.com/product/pdf/NAG_VALVE_001.pdf
私のカタナは国内仕様のSR型。それまでの輸出仕様とエンジンの点火方式が変更になっているためか、予想/イメージを裏切り実にスムーズにエンジンが回ります。
それに元々クランクケース容積の変動が少ない4気筒エンジン。
この辺も関係しているのかもしれません。
まずまず満足のいく結果となりましたが、費用対効果を考えるとちょっと微妙なところです。(このバルブは確か2万円弱したのではなかったかな?)
最近は類似のものでもっと低価格の物も出ているようだし、KTMの純正のバルブを流用するのも流行っているようです。
こちらは4千円位だけど、効果の程はどうなんでしょうね?
NAGバルブも新しいモデルが出ていて、ちょっと気になるところです。